ご主人様
「そして掛け直しをする際は、あえて優しさでテレビ電話にしてあげたんです。」
「案の定、テレビ電話でも茉凛さんは出てくれましたね。フフッ」
「何で変態電話と知っていながら出たんでしょうか?」
ご主人様
「フフッ、答えは一つしかないですよね?」
「それは、茉凛さんが一番良くわかってますよね?」
「興味があったからですよね。」
茉凛
「ち、違います。」
心臓の鼓動が早くなっていくのが自分にも分かる・・・・
ご主人様
「厳密には、奈々のそういう行為に興味があったのですよね?」
「茉凛さんは1度目の電話が奈々であることに気づきましたよね?」
「だって、朝、どうしても気になって奈々にメールを入れてしまった、その日の夜にかかってきた変態電話ですからね。」
「茉凛さんは、絶対に奈々だという確信があったんではないですか?」
「違いますか?」
茉凛
「・・・・。」
ご主人様
「自分に害のあるストーカーや変質者とか、誰だか分からない変態電話は抵抗があるが、奈々であると確信していれば気が緩んじゃいますよね。フフッ」
「普段、よく知る清楚な奈々からは想像もできない変態行為に興味あったんですよね?」
「もしくは、茉凛さんも可愛い仮面の下に、奈々に近い、人には言えない隠し続けてきた性癖あるんですかね?フフッ」
男はあえて奈々の名前を自ら出した。
茉凛の心の中
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「なんなのこの人・・・」
「わたしの心は読まれてるの?」
「奈々さんの名前も自ら出して、何にしに来たの?」
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ご主人様
「そうですよね。そんな簡単には認められないですよね。フフッ」
「当然ですねよ。」
「仕方ないですね。ちょっとこのワイヤレスイヤホンを片耳につけてみてください」
茉凛
「な、なんでですか?」
「作業中なので、それは・・・」
ご主人様
「嫌なら別に無理強いはしませんが、このままスマホから音流しますけどいいですか?」
「逆にそれで大丈夫ですか?って感じです。どうします?」
茉凛の心の中
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「何?なんなの?」
「脅されてるの?」
「昨日なんかやらかしたかな?」」
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茉凛は、急にものすごく不安になる・・・
言われた通りにワイヤレスイヤホンを右耳に装着した。
もう片方は男が装着する。
そして、スマホ画面を茉凛が見えるようにする。
そして1本の動画を再生する。
ご主人様
「これは先日、お店スタッフが見ている前で、奈々にテレビ電話でオナニーさせた時の動画です。」
動画は短く編集されたていた。
画面に奈々の卑猥な姿が映し出され、仕事モードということもあり、咄嗟に顔を背けた。
ご主人様
「ほら、ここ、ここみてください。」
「この場面で、茉凛さんは何かに気づき、急に恥ずかしそうな表情になってますよね。」
「おそらく、ここで奈々と気づいたんですよね?」
「それから、茉凛さん表情がどんどん興奮した表情になっていくんです。」
「自分で見て、茉凛さんはどんな表情しています?」
茉凛
「・・・・。」
茉凛は何も答えられなかった・・・
それは発情している自分自身の表情が映っていたからだった。
ご主人様
「そして突然、自分の興奮を隠すように、ちょっと飽きたような、興味無さそうな感じでトイレに行ってますよね。」
「でもトイレ後ははしゃぐ皆の輪に入らず、後ろで作業しているフリして、チラチラ見てますよね。フフッ」
そして、動画は茉凛の顔がアップに映し出された。
ご主人様
「すごい発情しているいやらしい顔をしているように見えます?」
「ここ、この場面なんて、感じている表情にすら見えますが?」
「この表情感じてますよね?」
茉凛
「そ、そんな訳ないです。」
茉凛は、心臓がますます鼓動が早くなっていく・・・
ご主人様
「そっか、そっか。フフッ」
「じゃあ、次の動画に行きますね」
男は動画を終了し、次の動画の再生を始める。
ご主人様
「これは昨日のバックアップ動画と、通話記録アプリで録音した音声データを編集したものです。」
茉凛は体が熱くなっていき、汗ばんでいく・・・
茉凛の心の中
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「な、なに?昨日の動画と音声データ?」
「私絶対声なんて出してない」
「オナニーは、絶対バレないように慎重にやったはず・・・」
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茉凛の手は異常なほど汗ばんでいく。
ほとんどが、この男の声と奈々の使用しているおもちゃの音だった。
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