朝の時間、この地方の中心地に向かう列車は通勤ラッシュの
ピークを迎えていた。
その混雑の中に理江はいた。
前に阿部ちゃんが立って理江の乳房を揉みしだき、後ろで徳さんが
お尻に手を這わせて痴漢行為に励んでいる。
(はぅ…痴漢に感じる女になってしまった…)
理江が奴隷に堕ちた始まりは徳さんの痴漢行為だったことから、
徳さんのお気に入りとなり、すっかり痴漢に馴らされてしまった。
「ヒヒヒ…グチョグチョの穴ボコに指を入れられたいんじゃろう?
ホレホレ、もっと股を広げて突き出さんか」
徳さんの手がお尻を撫で回していたかと思うと割れ目を辿って
オマンコに到達する。
「うぅ…入れて…徳太郎様の指で理江のオマンコをかき混ぜて…」
理江は徳さんの指先が活動しやすいように進んで身体の向きや角度を
動かし協力する。
「乳首もこんなにしこらせて、スケベな痴女になっちまったな」
阿部ちゃんが乳房を玩具にするのにも同じく揉みやすいように
胸を突き出してしまう。
「おい、何してるんだ!今、この女性の身体を触っていたろう!」
いきなりだった。
理江が振り向くと背後にいる徳さんの手を誰かがねじり上げている。
「あっ…あなたはこないだの女の人では…おや?こいつはあの時の
痴漢じゃないか。またこの人に付きまとってるのか!」
理江は思い出した。理江が谷本たちの罠に落ちた日、最初に
徳さんの痴漢を捕まえ駅員に突き出すのを手伝ってくれた青年だ。
青年は到着した駅で徳さんを引きずり下ろす。
当然理江も電車を降り、阿部ちゃんもさり気なく付いて来る。
「こないだはこの人の温情で見逃してもらいながら、性懲りもなく
痴漢を働くとは許せない奴だ。こんな悪質な常習者は今度こそ
警察に突き出してやりましょう!」
正義感に満ちた青年は憤慨している。
「何だ何だ…痴漢か?」とホームのやじ馬が集まって来た。
「うひひ…兄ちゃんよ…痴漢呼ばわりとは心外じゃ。この女は儂の
恋人なんじゃが、愛し合う者同士が仲良くして何か悪いかのぉ?」
「苦しい言い逃れはよせ。こんなに若くて綺麗な人があんたなんか
の恋人の訳がないだろう」
「ヒヒ…嘘だと思うなら本人に聞いてみると良い」
悠然と徳さんが理江に水を向ける。
「うっ、うぅ…こ、この人の言うことは本当ですわ…わ、私と
この人は恋人同士で…うぅ、今日も大好きな痴漢プレイを私が
おねだりしたんです…」
青年の顔が青ざめる。
「おう、正義の味方気取りの兄ちゃんよ…この徳さんが醜い年寄り
だからって事情も知らずに痴漢の濡れ衣を着せるのは良くねぇな」
阿部ちゃんが横から口を挟んだ。
小柄な老人に連れがいたのは青年にとっては予想外だ。
「恋人との楽しみを邪魔されて可哀想になぁ。ほれこんなに乳首
立たせて逝く寸前だったんだろう…文句の一つや二つ言ってやれ」
阿部ちゃんが理江の胸に手を這わせる。
「うぅ…はい…もう少しで逝くところだったのに…こ、この人に
邪魔されて、うぅ…迷惑です…」
青年は信じられない面持ちで理江の言葉を聞いた。
満員電車の中では彼女の顔しか見えなかったので気づかなかったが、
彼女が着ているワンピースが完全に透けていて、下着すら着けて
いないのに改めて気が付いた。
「私…痴漢されるのが大好きなんです…電車の中で大勢の人に
オッパイやオマンコを触ってもらうのが大好きな変態の淫乱です…
あぁ、もちろん何をされても訴えません。いつもこの路線を使って
ますので私を見かけたら安心して痴漢してください…
うぅ、マゾで露出狂の私をどうか皆様の痴漢奴隷にしてください」
それは青年にと言うよりも群がった野次馬に話しているようだった。
「うひひ…兄ちゃんもカッコいいとこ見せて、この女とお近付きに
なりたかったんだろうが当てが外れたな」
阿部ちゃんが理江を抱き寄せ、ノーブラの乳房を激しく揉みしだく。
「一歩間違えば冤罪事件になるとこだったな」
青年は深く反省し徳さんに謝罪する。
阿部ちゃんはそこで青年に土下座をさせたばかりか、詫び料と称して
青年の財布を奪った。
痴漢被害に遭った女性を助けようとした善意の青年を陥れてしまい
理江の心は痛んだ。
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