亮子は、不思議とそれから何度も慶介に成すが儘に抱かれている夢を何度も見ているうちに、
甥っ子の慶介に時々男を感じるようになっていた。
たまに慶介に気付かれているのか、時折不思議そうな顔を自分に向けているときがあった。
他の男にしなければ…という気持ちもあったが、来る話は全て遊びで付き合えるような話は一切なく、
春以降に体調が一気に悪化した父親の面倒も見なければならなかった。
慶介との会話は続けていたが、布団に入ると、すぐに寝入ってしまうくらいに体は疲れていた。
そんなときに限って、慶介に身を委ねている夢を見た。
慶介は自慰行為の代わりと言わんばかりに、寝ている亮子を抱いていた。
することも段々と大胆になり、亮子をうつぶせにしてから、膝を立たせて、四つん這いのような恰好にさせると、
後ろからしてみたり、亮子のアナルに指を入れてみたりすることもあった。
アナルHにもチャレンジしてみたが、なかなかうまくいかなかった。
何度か亮子の中で果ててしまうこともあったが、指で掻き出しては、ティッシュで拭いた。
亮子の自分を見る目が時々違ってきていることに、慶介は気づいていたが、そうなれば亮子をもっと自由に出来るかもしれないと
思うと、この行為を止めることは出来なかった。
亮子よりも慶介の方が役者は上だった。
幼いころから家族と離れて生きているせいか、いつでも平然を装えた。
祖父の体調が悪くなった時に、枕元に呼ばれると、祖父は優しい笑みを慶介に向けて、
自分が愛用していたカメラだとか、時計だとか、ネックレスとかを形見としてしまってある場所を教えた。
古いカメラの使い方を教わると、それから数日後に祖父は息を引き取った。
初夏の爽やかな風が家に入っては、まるで祖父を一緒に連れていくかのように、
家からスッと出ていくような気がした。
家族を見送ったのは、これが最初ではないが、やはり心の中に空虚感は生まれた。
祖母も亮子も慌ただしく動いたかと思うと、ぼーっとしているときもあった。
その雰囲気のまま四十九日を済ませた夜の事。
亮子が祖父の残したウイスキーの瓶を手に取ると、グラスに注いでいるのを、慶介は見ていた。
いつもの夜の会話だが、亮子は普段はお茶やミルクをたっぷりと入れたコーヒーを飲んでいて、
酒を口にしていることはなかった。
慶介は内心、舌打ちしていた。
『こんな夜だからこそしたかったのに、酒を飲んだら、薬が…』
だが、その思いはすぐになくなった。
ただでさえ、酒に弱い亮子がウイスキーをストレートで飲み進めているうちに、グラス1杯だけでもかなり酔っているのが、
慶介にも分かった。
そして、亮子の酔いが深まっていくと共に、自分を見る亮子の目に女としての変化があることにも気づいた。
「一度だけ…」
そう言うと、相手が受け入れるように目をつぶった。
酒臭いのは我慢して、亮子にキスをしているうちに、亮子のパジャマの上から体を触っていた。
「部屋に行こ…」
亮子が呟くように微かに言ったのを聞くと、慶介の部屋に場所を移した。
亮子のパジャマのボタンを外しながら、舌を絡めていく、時折、「1回だけだからね…」と
何度も亮子は慶介に言い聞かせるように言っていた声が吐息交じりだった。
その亮子も慶介のシャツと短パンを脱がしに掛かっていた。
夢の中で何度も抱かれている慶介が自分の体に舌を這わせていた。
夢の中と違うのは、そこが慶介の部屋であることくらいだった。
罪悪感はなくもなかったが、慶介に言い聞かせるように言っていた言葉は自分にも言い聞かせる言葉であった。
「一度だけ」
それが亮子にとっても、言い訳になり、慶介に体を開き、身を委ねた。
亮子も慶介の体に舌を這わせて、中学生とは思えないそれを口に含んだ。
慶介は酒の力とはいえ、亮子が自分のを咥え、厭らしく舌を這わせている姿を、俯瞰的に見て、
満足していた。
『一度で終わるわけがない…』
心の中で呟いた。
亮子が感じるところは、亮子が寝ていたとしても分かっていた。
そこに重点的に舌を這わせると、亮子が声を堪えきれずに、枕の端を噛んでいた。
「したことあるの?」
まるですでに何人の女と経験しているかのような、慶介の舌技に思わず亮子は聞いてしまった。
自分の股間に顔を埋めるようにしている慶介が頷くと、
驚いたが、全くの未経験よりは安心して身を任せられた。
「イク…」
亮子は甥っ子の舌技で逝ってしまい、さらに続く慶介の舌技に翻弄されていた。
「はあ…んはっ…ダメ…」
そんな言葉が亮子から漏れてくると、慶介はやっと主観的になることが出来、興奮してきた。
「嫌なら、止めようか?」
慶介は亮子をからかうように聞いた。
慶介の頭に左手を添えた亮子は、頭を振って、「続けて…」と目を潤ませながら慶介に言った。
クリトリスを舐められながら、Gスポットを弄られていると、亮子の頭の中は真っ白になり、
罪悪感なんかどこかへ行ってしまった。
2度目の絶頂の波が襲ってくると、左手の指を慶介のサラサラな髪の毛に絡ませるように掴んだ。
「入れても良い?」
そう聞かれた亮子は少しふらつきながら移動して、慶介のを少し口ですると、
ベッドに寝転んで、慶介に向かって足を広げた。
「来て…」
慶介は亀頭をクリにこすりつけた。
夢の中で何度もされた行為だった。
思わず亮子の腰が動いてしまい、自分のそこに自ら宛がってしまう。
「お願い…」
亮子がそうつぶやくと、慶介は一気に腰を沈めていった。
「ンあ…あっ…」
亮子から声が漏れた。
「気持ち良いの?」
慶介が聞くと、「うん…気持ち良いよ。」と言葉と共に亮子は腰を動かした。
「はあはあ…んはっ…うん…あっ…」
亮子は甥っ子に翻弄されていた。
体位を変えられ、後ろからされているときには、前の旦那もまともに弄ってこなかったアナルに慶介の指が入れられた。
密かに期待はしていたが、まさか本当にされるとは思っていなかった。
「そこはダメ…」
そうは言ったものの、その気はない。
そして、何度目かの絶頂の波が近づいているのが分かると、とても抵抗なんかできず、
自身の快楽を求めていった。
1回目の行為が終わると、慶介のが口に入ってきた。
綺麗にするだけで終わりかと思ったら、慶介の若さはそれを許してくれなかった。
『早い…』
そう思っているうちに、慶介のが口の中で再び太く、固く、大きくなっていった。
2回目が始まっても、慶介は亮子の気持ち良い場所を把握しているかのように、愛撫をしてきて、
完全に翻弄されているうちに、頭が真っ白になっていく。
「ほら、1回で終わらないじゃん。」
慶介は意識がもうろうとしていた亮子に言い放った。
思わず頷いてしまった。
まさか甥っ子とHをしているうちに、自分の方が気を失うまでされると思っていなかった。
朝起きたのは、慶介のベッドの上だった。
全裸の自分の奥に湿り気を感じながら、同じく全裸で隣で寝ていた慶介の顔を見ていた。
寝ているはずの慶介の手がタオルケットの中で自分の体を触ってきたが、不思議と抵抗できなかった。
慶介の指が湿り気を感じていた体の奥に入ってきた。
そして、中で一番亮子が感じるポイントを程よい感じで愛撫してきて、亮子は吐息を漏らし始めた。
自然と腰が慶介が動きやすい感じで自ら移動してしまった。
タオルケットの中で足を開くように、自分の片足を慶介の太ももに乗せた。
慶介のが朝の膨らみで、亮子の体に触れると、亮子はそこに手を伸ばした。
目をつぶったままの慶介に自らキスをしてしまい、口が半開きになったところで、自分から舌を入れてしまった。
『ヤバイ…』
内心思ったときには、目を開いた慶介が自分の上になっていて、すでにそこに宛がわれていた。
「良いよね?」と慶介に聞かれて、返事に困っていると、慶介が入ってきた。
亮子の体には、翻弄された形跡が残り、かなり敏感になっていた。
そこからは拒否が全く出来なかった。
夢の中の通りに、慶介に身を委ねるしか方法がない。
慶介の体に引っかかったカーテンが少し開いて、朝日に自分の体が晒された。
タオルケットはすでにベッドの下に落ちていた。
前の日の夜から含めると、何度慶介に逝かされたか分からなかった。
亮子が慶介の上になっても、腰が動いてしまう。
どうしようもできなかった。
そう思っているうちに、また絶頂の波が自分に近づいてきて、それが朝から何度も続いた。
事が終わり、余韻に浸っていると、亮子の方から慶介に寄り添うように抱き着いていた。
我に返ったのは、下の部屋から母親(慶介にとっての祖母)が自分を呼ぶ声が聞こえた時だった。
すぐに試験期間に入った慶介の部屋から明りが亮子の部屋にも襖から漏れてきていた。
自分は寝ているが、襖がいつ開くか、ほのかに期待しているところもあった。
初めて抱かれて以来、試験期間に入ったこともあり、普段は平静を装っていたが、
慶介に抱かれることを期待するようになっていた。
かと言って、自分は慶介の叔母にあたる人間であり、それを思ってしまうことで、不道徳さも自覚さえしていた。
慶介は試験期間中は亮子に手を出さないと決めていた。
だが、最終日に家に帰ると、祖母が留守にしていて、亮子と2人だと気づいた。
夜まで我慢できなかった。
あれから亮子は何事もなかったかのように振る舞っていて、何を考えているか正直分からなかった。
部屋に戻ると、一人でしようかとも思ったが、亮子の方から自分の部屋に来た。
口では部屋を片付けると言っているが、その真意は図りかねた。
だったら…と少し強引に亮子をベッドに引き込んだ。
亮子の抵抗はほとんどなかった。
それどころか、叔母と甥と言う関係を超えることを亮子が期待していたことが、体の反応から分かった。
亮子の方も開き直ったのか、慶介の服を少し乱暴に脱がすと、汗ばんでいた慶介の肌に舌を這わせた。
お互いに好きとか嫌いとかではなく、ただの欲望だけだった。
熱い夏の日差しが差し込んでくる中で、二人は汗だくになり、絡み合っていた。
祖母が帰ってくる時にはギリギリでシャワーは浴びていたが、亮子の下半身は微かに震えてしまうほど、
激しく絡み合っていた。
その日の夜も、「今日はもうダメ」と亮子は言ったが、慶介に愛撫されると足を開いた。
翌日からは慶介は部活だけだった。
亮子の体が痙攣するまで、慶介は亮子を抱いた。
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