『診察』の開始から30分。
すでに3回も絶頂した涼子の体からは施術布が床に落ち、赤く上気した乳房が露わになっていた。
当然のように涼子の意識には羞恥など残っておらず、2回目の絶頂の前には旦那への背徳感すら掻き消された状態になっていた。
「ぁあっ・・・あっ・・・あっ、あっ、あっ、またっ・・・また、ぁあっ・・・」
ふと、山崎が指の動きを止める。
「ぁあっ・・・だめ・・・もうすぐ・・・もうすぐなの・・・ぁ・・・お願い・・・」
そう言う涼子を無視して山崎の指が膣から引き抜かれていく。
「ぁぁ・・・ぁ・・・どうして・・・だめ・・・もうすぐ・・・もうすぐなの・・・」
涙目で訴える涼子を無視するように、山崎のゴム手袋に包まれた愛液まみれの指が、快楽に固くなった乳首に伸びていく。
そして山崎は、力の限り、充血し固くなった乳首を抓った。
「・・・ヒィッ!!」
山崎の指は愛液にまみれていて、乳首はその愛液に滑って逃げたが、快楽漬けにされた涼子の脳裏には充分すぎる頭を与えた。
「・・・ぁ・・・あっ・・・」
山崎の指が股間に向かうのを、涼子は期待に満ちた目で眺めながら喘ぐ。
そしてその指がクリトリスをなぞり、膣の中に挿入されると悦びの声を上げる。
また絶頂が近づくと、山崎の指が引き抜かれ、乳首を抓る。
激しい痛みを感じた後は、また指が膣に挿入され快楽が与えられる。
またイキそうになると指が抜かれ、乳首から痛みが、痛みの後には快楽が、快楽の後には痛みが、、、、
やがて涼子の体は、心よりも先に理解しはじめる。
それは、絶頂しそうになると痛みを与えられる「罰」であり、痛みを耐えれば必ず与えられる快楽と言う名の「褒美」として刻まれていく。
そして体が理解すると、心が体に引っ張られ、その2つが混ざり合っていく。
体にとっては痛みも快楽も「刺激」でしかない。
そして、その「刺激」で絶頂を迎えそうになっている自分がいる。
混ざり合った先に待つのは、乳首を抓られる一瞬の痛みにすら、その瞬間に絶頂しそうになる心だった。
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