時計の針が10時を超えた頃から、妻は不機嫌になる。
「悪いけど、絶対に11時には寝たいの」
そう言った妻の視線は、恐怖を感じるほど強い意志を持っていた。
もともと整った顔立ちの妻は、職場でもあまり親しく無い人には「キツい」と憶測で決めつけられて噂されるほど美しかった。
そんな顔立ちの妻から病院で「医者から言われた・・・」とゆうもっともな理由で言われると、「もうずっと肌を合わせていないのに」と心にでは思いながらも、「もし勃たなかったら」とゆう不安もあり何も言い返す事ができなかった。
「じゃぁ寝るから・・・」
そう言って部屋の扉を閉める妻を見ながら、俺はダイニングテーブルのいつもの席に座った。
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