娘くらいの年齢の女の子のやる理不尽な事をきかなければならないの…自分の過ちを裕美は後悔していた。
理由もなくこうなったわけではない。こうなったのにはもちろん理由があった。
数ヶ月ほど前の事でした。夫は浮気をするしパチンコにハマるし、娘は夜遊びばかりで帰ってこないし言うこともきかない。
ストレスでおかしくなっていた。
裕美は何か刺激が欲しかった。
スリルを求めていた。自分だけ真面目に生きてることにバカバカしさを感じていた。
はじめて出会い系を使ったのでした。
男性と会い、ひさしぶりに女性として扱われ優しくされるととても嬉しかった。
一度きりの遊びのはずがたった一度の遊びで終えられなくなりズルズルとその男と浮気をしてしまった。
そして数日前、よりによってその男性の娘である亜希子に見られてしまった。
亜希子は、母親や私の夫にバラされたくないなら言うこと聞いて…と脅してきたのです。
亜希子はテーブルの上のスカートと裕美の膝の上のコートを奪い代わりに粗い縫い目のニットのカーディガンを脱いで裕美に渡した。
「どう?嬉しいでしょ?これだと丸見えでしょうね。」
亜希子は悪魔のような笑顔で裕美に告げた。
裕美は絶望の表情になる。いやだと言ったら、そのカーディガンすら奪われかねないと思い、悔しい気持ちで
「ありがとうございます…嬉しいです…。」
と答えるのが精一杯でした。
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