45.生贄にされた者の逃げ場
先にホチキスが、続いてツッパリが、私に射精し、自分の欲望を満足させた後、
我慢できなくなった飢えた獣達に投げ与えた生き餌、それが私でした。
この後、私を襲ったのは、嵐。正に暴風。
私の体の上を数刻の時間吹き荒れたモノは、暴力や暴行で表せるほど甘いものではありませんでした。
上下の穴から内臓が引き出され、粘膜まで汚水マミレにされ、様々な感染症に犯される恐怖を味わい、
人間としての尊厳を徹底的に破壊された時間です。
獣達は、私の穴という穴にペニスや舌だけでなく、指や掌、そして腕や足を突き込み、精液や尿、
唾液など、考えうる限りの汚水を流しこみ、粘膜が傷つき、鮮血を流しても、何の呵責も無く、
私の肉体を、ただただ、おもちゃとして弄ぶ事を止めませんでした。
この時、私を襲っていたのは地獄の苦痛。鬼友の部下達に輪姦されていた時の快感など、全く感じる事はありませんでした。
獣達の虐待の波が去った後、次に襲ってきたのは、女達の拷問でした。
ひっくり返した長机の四隅の足に、私の手足を浴衣の紐で縛り、女達は、手に手に持った濡らした手拭いで、
容赦無く背中を打ち据えます。
「バシッ!」「ビシッ!」大きな重い音と骨が軋む激痛が私の体を走ります。
何十回と叩かれていると、背中の皮が破れ、そこに醤油が掛けられ、また叩き続けられます。
口を温泉手拭いで口枷されている私は、悲鳴を上げる事も出来ません。
顔を横に向けると、眼鏡が無いので、ぼんやりとですが、ホチキスとママが、赤い札束を受け取って数えているのが見えます。
眺めていると、打ち据える場所が段々と体の下部に降りてきて、臀部に集中してきました。
股間が、自分が失禁した尿と鮮血で濡れているのが判ります。
その血をコップに受け、酒で割って飲み干し、私にも飲ませるケダモノまで居ます。
殺される。このままでは死んでしまう。この前、先生の屋敷で首を括られた時と同じ恐怖でした。
手足を結び直され、仰向けで、乳房や腹部に打撃を受けた時、私の意識は遠のいて行きました。
この時、確かに女達の殺意を感じていました。が、私の逃げ場は、失神する事以外無かったのです。
黒くて暗い闇に、意識が落ちて行き、全ての苦痛が途切れました。
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