1.猛獣領域に迷い込んできた子羊
さて、もともと風俗嬢とはいえ、人妻が寝取られた上で、真性肉便器に調教されるという経験を経た都子を、然るべく収まるべき場所へと送り出した後、
ただの中年禿げ親父になった自分に、改めて騒然となり、自戒自責の日々を、異国の地にて、ただただ無為に過ごしておりました。
しかし、本当のところ、第二ラウンドは始まったばかりだったです。
当地は、日本からの独身年増OLの最後の勝負地とも言われており、観光客でのアバンチュール期待組はもとより、
現地採用で潜り込み、上場企業の駐在独身サラリーマンの玉の輿を狙う、肉食系女子が、都子の同族に負けじと犇(ひしめ)いていたのです。
私も手近かなところから抓み食いしつつ、奴隷候補を探して、猛獣狩りの日々を過ごして居りました。
少々詳しく解説すると、当地に出張する会社員をターゲットにした現地産猛獣系娼婦が、夜な夜な東洋一の規模を誇る繁華街を徘徊し、
アイドル張りのルックスと、日本なら未成年者保護条例に引っかかる若さと片言の日本語を武器に、日本人中年狩をしています。
その現地種と競合しないように獲物のカテゴリーを分けて、日本固有種の肉食獣が徘徊しているのです。
ちなみに、当地のバイリンガル肉食系女子は、フェラチオ、アナルSEXは欧米人仕込みの風俗嬢顔負けのテクニック。
食生活が日本と違うせいもあり、巨乳巨尻の方が多く、酒豪で飲み会の付き合い良し、
ノリも尻も程々に軽く、一夜の相手には最適ですが、スソ臭の方が多いのが玉に瑕です。
何より油断すると、こちらが頭から丸齧りにされるので、素人にはお勧めできません。
その種類も多種多様で、例えば、次の様なケースも。
行きずりの欧米人観光客相手に、一杯のカクテルと引き換えに一夜を供にする女子留学生。
日本料理屋の上階のタコ部屋で、毎夜、出稼ぎの若者達との雑魚寝、輪姦に及ぶ留学生崩れ。
2、3年で帰国する駐在の叔父様のアバンチュールの相手に、押し掛けで居候し、家賃を体で払う現地採用OL。
こんな肉食系女子は、それこそ性病、皮膚病、精神病の巣窟でもあるのですが、そんな地雷を避けながら過ごして数年目の冬のとある日、
里美と出会うことになりました。
その時点では、当地に来て間の無い彼女。
アラサーですが、実年齢より10歳は若く見えるルックスで、まるで、猛獣の住処に迷い込んだ子羊です。
私と歳も大きく離れ、こんな中年禿げ親父に興味が無いと思っていたのですが、私のアプローチをすんなりと受け入れ、デートに漕ぎ着けました。
実は数年来、不倫関係にあった私と同年代の上司に、女性の結婚適齢期の大半を弄ばれ、最後の最後で逃げられたのでした。
不倫相手には、若い肉体を、アンダーヘアーの剃毛やらアナル開発やらソーププレイやらと、
それこそ自宅で出来ないプレイを楽しむ為だけのSEX玩具として扱われ、傷心の為の逃避行でもありました。
その行き先に選び辿り着いたのが、現地語を学んだことのある当地でした。
彼女の押しに弱い部分に、その強いM特性を嗅ぎ取りながら、ひたすらに時間を掛けて、心の距離を一歩ずつ近づけること3ヶ月。
東洋のパリ、恋人達の都とも呼ばれる観光地としての顔を持つ当地には、高層ビルから旧市街まで、デートスポットが至る場所にあります。
時には、夜景のベイサイドでシャンパングラスを交わし、時には日本では許されないノーヘルでの二輪の後席に座らせてのツーリングを楽しみ、
それぞれの場所で、デートにデートを重ね、少々男性不信の彼女の心を開くまで、じっくりと時間を掛けて事に及び、そして迎えた初めての性交の夜。
高層ビルの夜景を見渡す窓に浮かぶ、少女のようなスレンダーで色白の肢体。決め細やかな肌。甘い髪の匂い。
どれもこれも懐かしい大和撫子のそれでした。
小ぶりの両胸の頂上の陥没乳首は、ゆっくりと舌で弄りながら吸い出すと、興奮して小さな木苺の様に勃起してきます。
彼女の口から漏れ出す吐息に、感度の高い乳首なのを確認し、彼女自身の両手で弄らせながら、私は下半身の愛撫へと手を伸ばしました。
小さなクリトリスをひとしきり愛撫した後、秘部に中指を滑り込ませると、その穴の狭さ、締りの凄さに、驚いたものです。
口ではイヤと言いながら、淫らに濡れる膣穴。しかし、いざ挿入となると、勃起した私の亀頭は大きすぎ、竿まで納める事が出来ません。
「痛たたたた、痛い、痛い、ダメ~」
これまで処女を頂いた経験は二人ほどありましたが、これほど痛がられた事は初めてです。
結局、その夜は私は発射せず、彼女だけを指技で絶頂に導いて終わりました。
「ごめんなさい。」
顔を細腕で隠しながらつぶやく彼女。
「これから頑張ってみますから。」
上目使いの表情がたまらなく可愛いです。しかし、その口調は、既に奴隷のソレでした。
その夜の私は、新しいマゾ女を手に入れたことを確信して、満足そうに微笑んでいたのでしょうが、
その表情は、里美には違う、幸せの笑みを湛えた表情に見えていたようです。
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