18.一夜の夢の出来事
時計も深夜を回って、狭い店内に、ほぼ客が満員になった頃、私は里美の頬を軽く叩いて起こしました。
「痛い~。起きるから~。痛いって!」
いつも通り、寝起きの悪い里美ですが、起き抜けに見た光景に、頭も直ぐに冴えた様子です。
店内は、上半身に店のロゴ入りのTシャツを着ただけのほぼ全裸の男女で溢れかえっていたのですから。
ブラックライトに、白いシャツのロゴだけが蛍光色で浮かび上がっています。
下に下着を付けている客は誰もいませんでしたが、一人の女性客だけが、ペニスパンツを履いていました。
突き出ているピンクのディルドも、怪しく光っていて、卑猥な光景そのものです。
大音量のBGMで、よくは聞き取れませんが、里美は「なに?なに?なんなの~!」と、叫んでいます。
目覚めた里美の座るソファーは、直ぐに下半身丸出しの男性客たちで囲まれてしまいました。
私は里美を彼らに任せ、カウンターに移ると、暫く様子を見ていました。
複数の手に弄ばれて、一枚ずつ服を脱がされていくのが、暗闇の中に浮かび上がって、酔った頭には幻想的に思えました。
しかし、現実に、今まさに、里美は生まれて初めて、ペニスを勃起させた見知らぬ複数の男達に、好きにされているのでした。
人影から、全裸にされた里美が、一人の太った男の膝に跨らされ、
両側の男たちのペニスを左右の手それぞれに握らされているのが、見えました。
頭を上下に振りながら、まるでBGMのリズムに合わせるように、両手で男たちのペニスを擦っています。
太った男は、背後から里美の胸を揉みしだいている様ですが、人影が邪魔で、よく見えません。
私は、自分のペニスを人にぶつからない様に抑えながら、ソファー席に近づいてみました。
すると、里美の足元に、もう一人の男性が跪いていて、股割りされた里美の股間に、
大きめのローターを差し込んでいる所でした。
里美は大きく口を開いて喘ぎ声を上げているようですが、BGMでかき消され全く聞こえません。
フラッシュライトが炊かれて、サイレント映画を見ているような錯覚に襲われました。
股間の男性は指を入れ始めたようで、里美の喘ぎが激しくなりましたが、
里美の両手は、しっかりと両側の男達に手首から握られています。
よく見ると股間の男性は、オネエのマスターでした。
大音量のBGMにもかかわらず、微かに里美の絶叫にも近い喘ぎ声が聞こえてきました。
激しく頭を振り続けるので、口角からまさに泡を飛ばすように、涎が飛び散っています。
絶頂を迎えたのでしょう。ぐったりとした里美から、両側の男裁ちが離れ、オネエのマスターもソファーから離れてゆきました。
残された里美の髪を、片手で抱きしめた太った男が、優しくなでています。
私は、女性客が譲ってくれた対面席に座って、しばらく眺めていました。
里美の股間に、男の手が伸びて行きましたが、その指先は、クリトリスを捉え、
優しく愛撫しているのは明らかでした。
私が思わず勃起した自分のペニスを右手で慰めていると、
Tシャツをめくり上げて、両胸を露出させた、肉感的な女性客が、私の両膝に跨ってきました。
しばらく、その女性客の愛撫にペニスを任せ、その乳首を愛撫することに集中して、里美から視線をはずしていたのですが、
気がつくと、女性の肩越しに、太った男性のペニスを口に含む里美が見えました。
フラッシュライトに浮かびだした、白い頬を膨らませながら、がむしゃらに頭を上下させて、
男のペニスをフェラチオしています。
男の片手は尻に回って、膣穴を弄そんでいるのが見えます。
眺める私の興奮も高まったのでしょう。跨った女性が、私の耳元で「堅た~い。」と言うのが聞こえました。
段々とBGMの音量が下がり、店内のあちこちからも喘ぎ声が聞こえてきます。
向かいの席では、里美が男のペニスから口を離し、
「いい~。いい~。気持ちいいよ~。」と喘いでいるのが、はっきりと聞こえます。
私のペニスを擦っていた女性が、コンドームを私のペニスに被せ、そのまま跨ってきたので、
ごく自然な感じで、すっかりぬれている女性の膣に挿入してしまいました。
「んん。あ、・・・大きい。」女性は、そう言うと、唇を噛み締めて腰のグラインドをはじめました。
肩越しに、里美も太った男に尻を抱えられて、ペニスを挿入されているのが見えます。
顔が見えず、表情が判らないのが残念ですが、男に突き入れられるたびに、背中を反らせて仰け反っています。
ほどなくして、私がコンドーム越しに女性の中に射精すると、
「気持ちよかった~?」と甘くささやいて、女性が離れて行きました。
私は、しなびたコンドームを外し、ダズトボックスに捨てると、
まだ物凄い勢いで、バックから男にペニスを突き刺されている里美に近づいてみました。
里美の背中は、びっしょりと、里美と男が垂らした汗が混じり合ったもので濡れ、
瞼を閉じたまま。「あん、あん、あん」と繰り返し喘ぎ続けています。
やがて、男が絶頂の痙攣とともに射精したのが判りました。里美も同時に逝ったようです。
ずるりと抜いた男のペニスに付けたコンドームに、白い泡立った粘液が纏わりついているのがはっきりと見えました。
太った腹の男は、里美の尻をなでながら立ち上がり、
「彼女、最高っす。後でもう一回いいっすか?」と、すれ違い様に私に言うと、手洗いの方へ行ってしまいました。
私は、里美を横抱きにソファに座らせ、膝に頭を乗せて撫でてやりました。
「ねぇ。これ、夢なんでしょ。今、夢見てるの。違う?」
乱れた髪を頬に張り付かせながら聞く里美の顔は、いつもにも増して可愛く見えました。
「夢だと思う?そう思うなら、夢かもね。」頬のほつれ髪を撫で付けてやりながら、
呟く様に私が言うと、幸せそうに里美は目をつぶりました。
「あの、次、俺もいいですか?」
気がつくと、さっき里美を両側から愛撫していた男の一人が、私たちの前に、
大きく勃起したペニスに手を添えて立っていました。
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