9.帰路、ジェット機の中で広げた妄想の翼は
取り急ぎ、日本での生活を安定させる必要があったので、
かの国での事業の骨子だけは、帰国後も継続し、
それ以外の稼ぎを、駆け出し時代の師匠に頼る事に決めました。
師匠。
それは、私に商いの何たるかを教え、夜の色街での女遊びを教え、
人とは如何に調教すべきか、操るべきものかを教えてくれた、真の人生の師匠でした。
老いてますます盛ん。
古稀は過ぎ、喜寿には未だ早いですが、全然枯れていません。
外見はマダマダ50代でも通用するほど若々しく、全身から支配者のオーラが染み出しています。
帰国して、彼女を親族以外で最初に紹介したのは師匠でした。
師匠の指定してきた、都内某所の地下の穴倉のような喫茶店で引き合せました。
「嫁になる里美です。」
「はじめまして、里美です。よろしくお願い致します。」
「なかなか別嬪さんじゃないか。」(師匠、中O彬の口調になってますよ ;^ ^)
相変わらずの猛禽類のような眼(まなこ)で、舐め回す様な、品定めする様な視線を注いでいるのが判ります。
彼女も、困ったように緊張して顔を伏せがちに、目線を手元のグラスに落としました。
「!!!」
いきなり、彼女の手のひらを、師匠が摘み取りました。
「お前にはもったいないなぁ。こんな、すべすべの手の女性。」
「セクハラです。これから師匠をお手伝いする事務方なのですから。お手柔らかに。」(女房をあまり撫でないで下さい。)
彼女も慌てて、手をテーブルの下に引っ込めました。驚いた表情には、汗ばんでいるのが判ります。
「そうか、無料の事務員か・・・かえって一番高くつくかもな。」(意味深ですね。)
「一番信頼できますから。師匠も、最初のリカバリーは奥様だったでしょう?」
「前の彼女も良かったがなぁ。」(それは都子が普通の日本人女性と違って、五六式自動歩槍を撃てたからでしょう ;^ ^)
その後、ひとしきり、師匠の仕事の構想と、これからの私の役割についての説明を受けました。
相当難易度の高いプロジェクトで、かの地で私が関わったモノと同じ位の荒事もありそうです。
「では、先ず事務所を見てもらおうか。」(どこに連れて行く気ですか?)
店を出るとタクシーを止め、首都圏の中央に向かいます。
タクシーから降りたのは、中央官庁街に隣接する高層オフィスビルの前でした。
「ココだ。」(師匠、また中O彬になってますよ ;^ ^)
私たち三人は、眩い照明の奥にあるエレベーターに乗り込みました・・・。
さて、この先のお話は、20代に私がしていた商い関係の解説が必要となり、本筋のお話の毛色とは大きく外れますので、
また別の機会に書かせて頂ければと思います。
何れにしろ、彼女がごく近い将来、身を任せる相手が増えた事は間違いありませんでした。
この晩も、無事帰る事は敵わず、帰宅は深夜になりましたが。
翌日、別件の商談前に、初めて一緒に入った歓楽街裏のラブホテルで。
シャワーを浴びてバスローブを羽織った彼女が、ベッドに潜り込んできます。もちろん照明は全開です。
「あの、私、背中とかに刺青入れないとダメですか?」(いきなり、その質問ですか!)
「いや、そんなこと無いって。今時誰も入れてないから。大丈夫、その時はシールを貼っておけば。」(前夜、師匠に脅かされすぎたせいでしょうか。余計な事を。)
「でも、師匠さんがその方がいいって。」(物凄く恥ずかしそうな表情で、そのまま虐めたくなりますよ。)
「その時は、その時に考えればいいさ。たぶん大丈夫。」(多分ね。)
「でも。その、私にはお話が良く判らない事も多かったけど。危ない目に会う事もあるかもって。」
「もし揉め事になって、拉致されて・・・、その、そうなったら、絶対抵抗したらダメだ。逆にその場の男たちを全員逝かせてやればいい。ぐらいに思って。
外国でも、人質への常套手段ではあるけどね。その為にもSEXテクニックを学ぶんだ。必ず助けに行くから。」(脅かしすぎですって。私も悪乗りしてますが。)
ああ、少し脱線してしまいましたね。
しかし、この複数の見知らぬ男達に輪姦されるシチュエーションの話をしただけで、彼女の股間はべしょべしょの洪水状態になっていました。
「もう、こんなに濡れてる。嬲られるのがそんなに嬉しい?」
「そんなこと、ありません///)」
「いやいや、体は正直だなぁ。ほら。」
彼女の下半身は、前後の両方の穴とも濡れ濡れで、私の男根を待ち侘びている様でした。
「そら!」
「ああ、あ~、いい~。」
腰を押しつけ、激しくピストン運度を繰り返すと、性的な興奮状態のまま、二人の高みに登って行きます。
「いく、いくよ。」
「中はダメ~。」
慌てて、引き抜き、下腹部に射精しました。危ないところでした。
まだアポイントメントまで時間があったので、少しキングサイズのベッドで寝物語を。
「まぁ、極端な話は別にして、これからの仕事で、昨晩みたいに宴席でのホステス代わりもしてもらうかも。」
「出来るかなぁ~。」
「出来るように教えるから。
下ネタとかも返せるようにならないとね。」
「いろいろ、これからもご指導お願いします。でも、私、このままスケベな変態にされそう。恐い。」
「大丈夫。いつも僕が傍に居るから。そろそろ時間だからシャワー浴びてから行こうか。」
外に出ると少し寒い東京の真昼の街でしたが、そのまま彼女には下着を付けさせず、商談へと向かいました。
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