ある日、仕事が早めに切り上げることができた私は、以前から気になっていた洋服を探しに、気分転換も兼ねてショッピングへ向かいました。この日は時間も気にせず、ゆっくりとショッピングを楽しみました。
気がつくと、21時の閉店の音楽が流れ、私は
ショッピングモールを出て、駅の方へ歩きました。しばらくすると、向こうから、一目でわかるぐらい、無理のある女装男性が、携帯を片手に周りをキョロキョロ見回しながら、こちらの方へ歩いてきました。人の多い繁華街だから、こういう人もいてもおかしくはないか、とあまり関心もありませんでした。すると、女装男性は、道の端に立っていた一人の女子高生に近づいていきました。女子高生は腕を組み、怖い顔で女装男性を怒鳴りつけ始めました。女装男性は、必死に女子高生へ
お願いしている様子でした。二人の前を通るとき、ふと女装男性を見ると、派手なウィッグと化粧でわかりづらいですが、何となくどこかで見覚えのある感じがしました。少し目で追っていると、二人は私が来た道の方へ少し歩くと、細い路地へと消えました。気になった私は、Uターンして、二人のあとをつけました。
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