「次は小島・・・か」
めんどくさい
ただただめんどくさい
「今月の更新は、こいつで最後だな」
さっさと終わらせて、またエロサイトでも見よう
あ、しかし小島と言えば・・・奥さん、エロい体をしてたよな
荒木耕三は45を越えさらに太り続けている腹の脂肪を揺らしながら、その醜い顔をしかめたり下品な笑みを浮かべたりしながら歩いている
エロい服装しててくれよ~奥さん
そしたら毎日毎日、深夜まで帰らない旦那にかわって可愛がってやるよ
性欲の塊のような自分勝手な願望を思いながら、体の中で唯一の自慢であるペットボトルのようなチンポが熱くなり始めるのを感じながらインターホンを押す
「あの・・・月極めの契約更新の件で・・・」
玄関を開けた裕子を見て、さらにチンポを固くしながら契約書を見せる
怪訝そうな、不快感を露にした裕子の表情にも気付かずに、その唇と胸を見る
「あの・・・更新との事なんで、ハンコもらえますか?」
背中を向けた裕子の体を、腰から尻のラインを目で楽しむ
肉感的な裕子の体は、さっきまでの自慰のせいもあってか耕三の性欲を刺激した
あ、見えなくなった・・・
っつたく・・・家なんだからノーブラでいろよ・・・
たった数秒の空白を退屈に感じた耕三は、裕子の体が隠れたリビングの扉を向いたまま視線を泳がし・・・あるものを発見した
耕三はパニックに陥った
喉は一瞬で渇き、顔からは汗が吹き出した
かろうじて契約書の押印欄を指差したあとは、契約書を鞄にも戻さず、その理解不能な空間から逃げた
まさか
まさか
まさか
何度も自問しながら足早に駐車場の管理事務所をめざした
まさか、あり得ない
けれど、見間違うはずがない
耕三はデスクの前に座り、つけっぱなしのパソコンを叩く
真っ暗なディスプレイはすぐに点灯し、黒地に赤色の模様がちりばめられた下品なデザインのサイトが表示された
裕子がハンコをとりにいったリビング
開け放されたままの扉の奥
テーブルの上のパソコンの画面には、確かにこの模様が表示されていた
耕三は口だけで荒く息をしながら、顔から汗を滴らせながら、キーボードを打った
隠れマゾを見つけた
真面目そうな顔をして、ホントは飢えたメスだったんだな
今頃、マンコを弄ってるんだろう?
日中の出入りなどほとんどない月極め専用の駐車場の管理事務所の中、キーボードの音が響き続ける
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