~第60話~
「んぐぅっ・・んちゅっ・・」
上目遣いで槇村を見つめたまま、肉棒を半分まで咥えると、
亀頭を舌で何度も丁寧に舐め回していく。
さらにゆっくり進み、根元ギリギリまで咥えきると今度は裏筋に舌を這わせながら、
徐々に抜いていき亀頭まで戻りきると、キュッと口を窄めて亀頭を刺激する。
「おぉっ・・いいねぇ・・さすが斉藤くんが仕込んだだけの事はある・・うっ・・そこっ・・」
今まで数々の女性を経験してきた槇村さえも思わず低い喘ぎを漏らしてしまうほど、
美香の奉仕テクは斉藤と再会してから目覚ましい成長を遂げていた。
「んんぐっ・・んちゅっ・・チュッパ・・ちゅ・・ん・・」
肉棒を咥えて出し入れするスピード、締め付ける唇の強さ、吸引する力、舌の動き、
それら全てが肉棒を往復する度に変わり、また上手に男のツボを刺激していた。
「ううっ・・た、たまらん・・普通の男ならとっくに・・そうだ、旦那ならもうとっくに
我慢できずに発射しているだろう?」
手を使わず、口だけでここまでの快感を得た事がなかった槇村は発射しない為に
気を紛らそうと思わず、「旦那」と比べさせようとした。
(浩二がこんなに我慢強かったら・・)
心の中ではそう思いながら美香は表情一つ変えずに、奉仕を続けていた。
斉藤に奉仕をするときはこれくらいしないとご褒美の肉棒を入れてもらえずに
必死にしたが、相手が浩二の時はここまでやってしまうと入れられる前に終わってしまう。
という危機感からここまで本気でやった事はなかった。
おそらく、槇村の予想通り、浩二ならとっくに発射していただろう。
そして、自分は何も満たされず終わっているに違いなかった。
今は浩二よりも、口の中にある立派な肉棒を満足させる事に必死だった。
願わくばこの欲情した身体を満たして欲しい。
さっき指で絶頂を迎え一度は満足したはずの身体だったが、肉棒を咥えているうちに、
秘部からは新たな愛液が垂れ始め、褒美が与えられるのを今か今かと待ちわびていた。
「ほら、どうしたんだ?美香、ちゃんと質問には答えるんだ。
旦那ならとっくに・・くくっ・・どうなんだ?」
二人のやり取りをずっと見守っていた斉藤も遂に我慢ができず、美香の後ろで全裸になると、勃起した肉棒を美香の秘部に宛がった。
(あっ・・くる・・雅彦さまのが・・)
そう思った瞬間、ずっと咥えていた槇村の肉棒を口から離し、
「しゅ、主人なら・・とっくに・・我慢できずに・・・・」
最後まで言い切る直前、斉藤の肉棒が一気に美香の秘部を襲う。
「あぁぁぁぁんぅっ・・・・」
今までにない甲高い声が部屋中に響く。
「美香・・旦那なら・・とっくに?なんだ?」
斉藤は珍しく一気に根元まで肉棒をねじ込むと同時に美香はそれだけで絶頂を迎えてしまっていた。
「ううっ・・はぁはぁ・・主人なら・・もう口の中に・・」
今度は槇村が言い切る前に再び口の中に肉棒を咥えさせた。
「ふふっ・・美香・・嬉しいだろ?上の口も・・下の口も・・立派な奴が入って・・」
一本の肉棒で脳天まで貫かれたような快感が美香の全身を駆け抜ける。
「まさに串刺し状態・・ですな・・」
槇村も嬉しそうに言いながら、それを演出するかのように向い合う斉藤と逆の腰使いを始める。
斉藤が奥まで入れれば槇村が引き、槇村が奥まで進めば斉藤は抜いていく。
快感の声を上げる事も、斉藤から絶頂の許可を得る言葉すら発する事もできず、
槇村の肉棒を咥えたまま、斉藤の肉棒ですぐに2度の絶頂を迎えてしまった。
つづく。
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