3章
『臭いったらありゃしない』
改めて言われてみて、マキは自分の内側から染み出す精液臭を再認識した。
直腸を始め、肌、口、膣腔、あらゆる躯中の穴を辱められ、体内に吸収された男の子種汁は、マキの吐き出す息にさえも染み付いていた。
連続凌辱輪姦から戻ったマキを見るなり、飼主である見世物劇場の脂ぎった中年店主夫婦は吐き捨てるように言い放つと、マキに商売衣装を脱ぐ様に命じ、倉庫から高圧洗浄器を持ってくるとマキを裏庭の洗い場に連れ出し、頭から爪先まで全身に水を浴びせ掛けて汚れを落とした後。
『生ゴミの詰まった腹ん中の屑籠も洗うから、両手を床に着けて、尻を突きだしな!』と命じると、ホースノズルを股間の二つの穴に差し込み、交互に洗い流すのだった。
『…呆れたねぇ…、ノズルはおチンポじゃないんだよ!』
多数の若い男の、欲望のはけ口に差し出されたマキのアナルと女性器は、無惨に腫れ上がり、肛門には薔薇が咲いた様に、人造ヴァギナは、市井の被占領地区人にはもはや口にすることが不可能になった、天然食品の明太子を想わせる形状と色になり果ていた。
内臓をえぐられる痛感覚に躯をくねらせたマキを見た飼主は、マキが感じて気をやっているのだと勝手に決めつけると、手持ちの端末で五体拘束固定Modeを選択して、マキの水洗いを再開した。
『全く、猿の尻みたいだねぇ… こんなになるまで使われたらこっちの足が出ちまうよ』と苦笑いしながら、気まぐれに顔面目掛けて放水したり、中年ならではの意地悪さで若い躯を弄びながら水洗いを続けた。
拷問に近い全身洗浄が済むと『明日は舞台に上がるのだから、しっかりと商売道具を磨いておくんだよ』と言って入浴用洗剤を置いて事務所に戻っていった。
明日の出し物
人並みの入浴を済ませたマキが事務所に来たことを確認した飼主は、マキのサブ脳内のナノマシンメモリーにアクセスして、マキの外出先での行動と先程の依頼の入金チェックを済ますと、報酬として、人間ならば原材料が何で造られているのかは知らぬ方がよい機能維持代用食品と、医療補修剤配合のレーション、僅かな現金を手渡し、交通費を脳内キャッシュカードにチャージして、最後に明日の異物挿入レズショーの相手のデータを送付してきた。
『身長170cm バスト92cm ウエスト68cm ヒップ90cm
北欧系 白人 プラチナブロンド 占領地区人
用途:鑑賞・愛玩・性慰安用
性別:純正牝 改造歴…
その他記載:演目は双頭ディルド相撲、オープンショー、ふれあいオールタッチ』
珍しい白人牝の性慰安婦が相手との内容に、マキは少し驚きを感じた。
(続く)
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