ゆかりは自分の鼓動の大きさで、他の音が聞こえないような錯覚を覚えていた。
火照った身体は風呂上がりのせいだけではない。
横に空いたスペースを見つめながらいつも英雄と一緒に使うダブルベッドにゆかりは身を横たえていた。
いつも清潔でパンッと貼った真っ白なシーツはゆかりのお気に入りだ。
『はぁ…。私、どうしちゃったんだろう。』
ゲームサイト上ではあるが、りょうとは本当に色々話した。
初めて話をする相手とは思えないくらいりょうは聞き上手であった。
ゆかりの心を先読みし、すっと手を差し伸べるようにエスコートしてくれ、話しやすいような返答を返してくれた。
ここしばらく英雄と時間的なすれ違いが多かったゆかりは、話を聞いてくれる相手を無意識に欲していたのだろう。
今日の晩ご飯の献立の話や職場での困り事、息子のサッカーの話、好きなお酒の種類、そして英雄との夜がずいぶんの間ないことまで…。
なぜあんな話までしてしまったんだろう…。
後悔や恥ずかしさでいっぱいになりながらも、話を聞いてもらえることに喜びを感じていた。
『英雄、遅いなぁ…。早く帰るよって言ってたのに…。』
そっと胸に手を当てる…。
『あん…。あぁぁ、英雄、寂しい…。』
ゆかりの瞼の奥に浮かんだ英雄が大きな手でゆかりの美しい胸をそっと撫でる。
『はぁぁぁ、英雄…。抱いて…』
大きくはないが、綺麗な胸だと英雄は言ってくれるし、ゆかりも自分の胸が好きだった。
すでに先端がツンと尖り、肌触りのよいピンクのサテン生地の部屋着を押し上げている。
『はぁぁぁん!』
ゆかりは人差し指でそっとその頂を弾くだけで、声をあげてしまう。敏感に、そして火照った身体はもう止めようがなかった。
更にゆかりの手は人差し指と親指とで固く尖った乳首をつまんでいく。
『あん!だめっ!ぁぁぁん……』
ゆかりは指に少しずつだが力を込めていく。
『アァァァァ、ハゥッ!あぁぁ!』
軽くゆかりはアクメを迎えた。
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