「ぅぅ…」
一哉は、前に倒れ込みそうになるが、三人が一哉の直ぐ側に立っているためそうはいかなかった。
後ろにいた恵美が倒れかかる一哉の背中で縛ってあるロープを掴み、強引に引き上げる。
遼子が右横から一哉に顔を近づけて
「あらあら、だらしないわね(笑)しっかり立ちなさい!」
と言うと、一哉の尻に爪を立てて、へばり付いている蝋を引っ掻いて剥がす
「ァァアァァアァァァ!」
一哉の顔が激痛に歪む。
一哉は、体を折り曲げようとするが、恵美がロープを掴んで、強引に一哉を立たせる
ピシャ!!
恵美が一哉の尻にビンタする。
「この駄犬!しっかり立ちなさい!遼子ご主人様、コイツダメですね。例の方法でいいですか?」
遼子は、呆れた顔をして
「仕方ないわね~恵美、お願いね。」
恵美は微笑みながら
「はい。では…」
と言って亀甲縛りをほどく。
一哉は
〔あぁ…何を?何をするんだろう…〕
不安と恐怖の表情が入れ混じる。
和子は、一哉を見ながら眼を輝かせてニヤニヤ笑う。
(さぁ、バカ犬!もっと泣きなさい!泣いて泣いて泣きわめくのよ!私を気持ち良くさせなさい!もっとヌレヌレまんこにさせるのよ!)
恵美は、亀甲縛りをほどいた長いロープの先を持って、一哉の手首を前でキツく縛る。すると遼子は、テーブルに置いてあるリモコンを手にした。前回、三人が一哉の痴態をスクリーンで見たときのように遼子は、リモコンのスイッチを入れる。すると、天井からウィィィィンというモーター音が鳴り、天井から滑車がゆっくりと下がってくる。
和子は、上を向いて降りてくり滑車を見ながら驚いて
「凄いわねこの家、何でも出てくる(笑)」
遼子は、笑いながら
「前の奴隷がいたときコッソリ作ったの(笑)旦那や会社にはナイショ(笑)」
恵美は、降りてきた滑車に一哉の手首を縛ったロープを通す。
一哉は、何が行われるか理解した。恐怖で顔がこおばり、泣きながら慈悲を乞う
「あぁ!ご主人様、お許し下さい!吊るされるはお許しを!」
遼子と恵美は、爆笑する。
「あっはっは!(笑)さすがM男!良くわかったわね!おりこうちゃん(笑)」
恵美は、冷たく笑いながら
「お前が動くからよ…さぁ、覚悟しなさい(笑)」
恵美は、滑車に通したロープをギュッと握りしめる。
遼子は、リモコンのボタンを押すと、滑車がウィィィィンと鳴りながら天井に上がる。
滑車が天井に上がりきったところで、三人は、ロープをを掴み、「せ~の!!!」と掛け声を合わせて力任せにロープを引っ張る。
滑車がカラカラとロープを通し、一哉の手首をテコの応用で天井に吊り上げる。引っ張ったロープは、部屋の下の方の片隅に備え付けてある金属の取手に結びつける。
一哉は
「あぁっ!」
と呻きながら、勢い良く天井に吊り上げられる。
全身が伸びきり、爪先立ちの状態になる。
〔あぁ!あぁっ!怖い!〕一哉の身体がガタガタ震える。
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