浩一は寝ても覚めても、その女装娘の事ばかり…正確にはその女装娘を凌辱する事ばかり考えるようになっていた…というのも男性の時はジャニーズ風の感だが、浩一が深夜間近で見たあの女装姿は長年女装娘と交流を持ってきた浩一にとってもピカ一の女装娘だったからである。色白でスレンダーな体つき、女顔…。
浩一の書き込みには、すぐさま多数の反応が寄せられた。その反応は様々なもので、中には俺が仕込んで性奴隷にしてやるといった類のものも見受けられた。そのようなコメントを見ると自分の性癖は別段特殊なものではないのでは?という錯覚にもおちいりそうになった。浩一の性癖は前述した通りであるが、それだけに収まらず極度のS癖でもあった。部屋の片隅にはニューハーフもののDVD最近では女装ものも多数販売されるようになり同じように女装DVDそれとSM系のものばかり、所狭しと並んでいた。
そんな浩一であるからして、なんとか自分の思い通りの性玩具に仕込みたい…そう考えるのであった。
書き込みの中で、どうすればその女装娘を追い詰め、最終的には性玩具と出来るかの助言をした中でK氏という同世代の男性とやりとりする事になった。K氏は同じく女装娘好きのS癖であり、何度かのメールでうちとけるようになると、過去に力技で女装娘を風俗で強制勤務させた事もあるとの事、送られてくるメールの文面の凄まじさに浩一は勃起すると共に、妄想系のそれではなく本物を感じとっていた。
女装娘の郵便受けは名前はついておらず、マンション部屋にも表札は出ていなかった。幸いな事に郵便受けに鍵はつけておらず、ほぼフリーで浩一は郵便受けを漁る事が出来た。郵便受けの中からは2つの名前宛に送られてきているものが混じっていた。おそらく前の住人のものが、そのまま送られてきているものであろう。その後も郵便受けを漁る事は日課となってきた浩一だが、K氏から携帯電話各社の利用明細が5日すぎから発送されるとの教えをもらってからはまだかまだかと指折り探す日々が続いた。今はオンラインで明細なしでも出来るからなというK氏にも言われていたのでバレンタインデーにその利用明細を手に入れた時は、意中の相手からのチョコ以上の喜びが沸き上がったのだ。
日をさかのぼる事、5日前あれ以来女装姿での外出を確認していなかったがついに!
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