暫くすると3人組の客が入ってきた。「いらっしゃいませ~」って加奈が声をかけ、他の女の子が対応に行く。
お客の顔を見て加奈が「真由美ちゃん、見ててごらん。」と言う。
少ししてチーフが戻って来た。するとお客が「ありがとね。何か一杯飲んでよ。」とチーフに言っている。
「気前の良いお客さんだと、女の子だけじゃなく、あぁしてチーフにもチップ代わりに飲ませてくれたりするのよ。」
「ですね。(笑)」
「それも考えてみて、チーフが車を運転するのはお客さんも解ってるわけじゃない。」
「はい。」
「だからどうしてもソフトドリンクになるでしょ。」
「ですね。」
「それも、ウチの売上。」
「あっ、そうか。」
「この人はね、ソコまで… いや、それ以上見通してるのよ。」
「それ以上?」
「う~ん、俺は… 加奈のはイラねぇから、真由美ちゃんや女の子の服を見通したい。(笑)」
「バカな事ばっかり言って。じゃぁ、チェンジするから御馳走様ね。」
と言って加奈が別のお客の所へ行き
「いらっしゃいませ。」と、違う女の子が付く…
「いつもありがとうございます。」チーフがアイスを持ってきて挨拶してくる。
「今日は女の子と2人なんて珍しいですね。」
「ま、たまにはそういう日もあるよ。」
「ナンパでもしたんっすか?」
「んな訳ないだろ。会社の同僚。(笑)」
「いえ、同僚なんて… 下っ端です下っ端。」
「またまた、そんな御謙遜を… 」 なんて喋ってたり、女の子と世間話をしてたり…
暫くして女の子が
「スミマセン。今日、早上がりなんでこれで失礼します。御馳走様でした。」と、チェンジでまた別の子がつく。
「修二さん、いらっしゃい。」 と飲んでると、真由美ちゃんが、「あれ、チーフさんは?またお迎えですか?」と聞いてくる。
俺は笑ってるだけ。すると付いてた子が
「いいえ、こんな時間からはお迎えなんて殆ど無いですよ。送りですよ、送り。(笑)」
「えっ、だって迎えだけで帰りはタクシーでって… 」
「女の子のですよ。(笑)」
「えっ?」
「女の子も家が遠いと帰りはタクシー使わないとイケないでしょ。」
「ですね。」
「でも、チーフに送って貰えるとしたら… 」
「あっ、そうか。だから、さっきママさんがそれ以上って… 」
とかって、真由美ちゃんも色々話を聞いたりしながら時間も過ぎてしまい、調子よく飲んだのか酔いが随分まわってきたようだった。
もう少しすると閉店か…
「真由美ちゃん、そろそろ… (あちゃ~、船漕いでる)」
「修二さん… スミマセン酔っちゃいました。zzz… 」
「大丈夫?」
「大丈夫… じゃ、無いかもですぅ… 」(どうしよう?送って行こうにも家を知らないしなぁ。)
「じゃぁ、俺帰るけど、そこにビジホがあるから寝て帰る?」
「… 」
「ありゃりゃ、これはダメだな。 加奈、部屋が空いてるか聞いてみて。」
(駅裏にビジホがあるのだが、俺もごく稀に眠気に勝てない時があり、泊まることがあった。)
「修ちゃん、ツインしか空いてないって。」
「エェッ!高くつくなぁ。まぁ、仕方ないか。じゃぁ、取っといて。放り込んで帰るわ。」と、予約を頼んだ。
会計を済ませ店を出る。
「修ちゃん、チャンと送ってあげなよ。」
「何、チャンとって?」
「悪い事しちゃダメだわよ。(笑)」
「飲み会で連れションして、2次会行かずに連れ飲みして、今度は連れコミってか。(笑)」
「またそんな事言って。気を付けてね~」なんて風に見送られる。
(結構、飲んでたか?)真由美ちゃんは歩いていても腕にしがみついてるのがやっとって感じだ。
「修二さん、スミマセン。こんなに酔っちゃって。」
「いや、酒を飲んでるんだから別にイイけど大丈夫?」
「あの、聞きたいんですけど… 」
「何?」
「私って、魅力無いですかぁ?」
「何で?(急に何を言い出すやら。ホント、酔ってるなぁ。)」
「だって、男の人にチッとも声かけても貰えないんですもん。」
「いや、そんな事ないよ。可愛いし愛嬌あるし、あれじゃない?どうせ彼氏いるんだろうって遠慮してんじゃないの?(笑)」
「ホントですかぁ?」
「あぁ、俺が独り者なら口説いてたかもね。」
「かもね?」
「いや、口説いてただろうな。(笑)」
「何で笑うんですかぁ?(怒)」(うわぁ、けっこう絡んでくるな。)
「それより…」
「修二さんは、結婚しているけど、女の子にチョッカイ出そうとかって思わないんですか?」
「ハァ?」
「だって、今からホテル行くんですよね?」
「行くけど、ただのビジホだって。それに送って行くだけだし。眠いんだろ?」
「そうなんですけど… 」
「何?」
「… 」
「じゃぁ、何?真由美ちゃんは相手が結婚してても平気なのかい?(笑)」
「しゅ、修二さんなら… 」
「何を言ってんの、酔いすぎだよ。(笑)」 なんて言いながらホテルに到着。
フロントで
「あっ、「F」から予約して貰ったんですけど。」
「ありがとうございます。「F」さんのお客様ですね。鍵はこちらになります。」
「ありがとう。この子随分酔ってるんで、チョッと部屋まで連れて行ってイイですか?」
「どうぞ。」 と、部屋まで連れて行く。(とっちと放り込んで帰っちまおうっと…)
真由美ちゃんをベッドに座らせ、冷蔵庫から冷えた水を出して「ほら」と手渡す。
それを少し飲んで「ふぅ~」っと一息ついたところで、バッグをゴソゴソさせる。
「お金、お金… 」
「お金はイイから、ゆっくり休んで帰るんだよ。いいね。」と、ドアの方へ向かう。
「修二さん… 」
「ん?」
「何でそんなに優しいんですか?」
「ヤラしい?」
「や・さ・し・い です。」
「俺は可愛い子には弱いの(笑)」
「可愛くないです。」
「何言ってんの?真由美ちゃんは可愛いよ。(笑)」
「だったら、だったら… 」
「何?」
「か、帰らないで下さい… 」
「何を言ってんの?俺はけっ… 」
「結婚してるとか、関係ないんです。今日は帰らないで欲しいんです… 」
「う~ん… 」
「帰らないで下さい… 」(女の子がここまで言ってくれてるんだもんな。「据え膳食わぬは男の恥」ってやつか。)
「いいのかい?」
「はい。」
プルルルル… 「はい、フロントでございます。」
「あっ、スミマセン。さっきチェックインした者なんですけど、1人って言ってたの2人にしといて貰えます。」
ベッドに座りながら(今日は兄ちゃんの送別会だから、朝帰りになるかもって礼子に言っといて良かった。)って、心の中でアンパイアみたいにセーフってしてる自分がいる。
が、まだそうなる状況かどうかは微妙だ。
真由美ちゃんはベッドに寝ころび酔って眠そうだし、ここまできて酔ったせいにして足踏みされるなんて事もあるし…
と、真由美ちゃんが起き上がり、ペットボトルの水を半分ほど飲んで
「ハ~、私チョッと酔っぱらい過ぎちゃいましたね。(笑)」と言う。
「少しはマシになった?」
「はい、何かスミマセン。」
「いや、イイんだよ。」すると急に抱き着いてきて、「私が我儘で付いてきたのに… ♡」と俺の目を見つめる。
もう、ここまで来ると自然な流れで、お互いが唇を求め身体を求め合う…
(俺は今でもそうだが、とある経験から、利用目的は別で持ち歩く物の中に避妊具を2つ3つ忍ばせている。)
真由美ちゃんはいわゆる中肉中背って感じなんだけど、太ってる訳でも無いのに何かムチっとした感じもあるし、胸が大きい。
俺は堪らずむしゃぶりついた。
「アァん、汗臭いしお酒臭いですよ。」
「そんなの関係ないよ。」と、舌先で乳首をチロチロと転がす。
片手で空いてる方の乳首を摘まんでコリコリしながら、もう片手は下着の中へと滑り込ませる。
指先に程よい繁みを感じながらもワレメを捉え、上下に滑らせ弄ぶ。すると、段々と熱を帯び湿り出してきた。
「真由美ちゃん、気持ち良くなって来たね。」って言うと、恥ずかしそうに何も答えない。
「ホラ。」と、既に中では愛液でヌメヌメしてるので指を押し込む。
「あぁぁ…」って、微妙に腰を震わせる。
指を2本にして、親指でクリの辺りをグリグリしてやると
「アァん、そんなのされたら… 」
「されたら?」って、2本の指で中をグチョグチョに掻きまわす。
すると「イクッ、イっちゃう。♡」って、腰をピクピクさせた。
耳元で「真由美ちゃん。そろそろイイ?」って聞くと、黙ってコクリと頷く。
俺はコンドームを装着して真由美ちゃんをベッドに寝かせた。そして「いいね。」と、彼女の中に入る。
程よい締め付けと、ムチッとした肌の感触。瘦せぎすな女なんかよりもこういう感触が堪らなく良い。
バックで突いた時のお尻の感触も良かったし、松葉崩しで太腿の感触をたっぷり楽しめたのが良かった。
そして正常位に戻り、俺も昂ってしまい腰の動きが速くなってしまう。すると真由美ちゃんが
「アン、また、またイっちゃいそう。」って言う。
気をよくした俺が益々ピストンの速度が上げると「イクイクイク… イクぅ。♡」って、また絶頂を迎えてくれる。
もう、俺も限界になって来た。
「お、俺もイっちゃいそうだ。」って抱き締める。
「あぁぁ…」
「イ、イクッ!」って、コンドームはしているものの、中に出していいかの確認もせずに発射してしまった…
シャワーを浴び、部屋着に着替え、ベッドが2つもあるのに2人で同じ布団に入っている。
「イイのかい真由美ちゃん。」
「何がです?」
「真由美ちゃんが頼って来てくれるのは嬉しいけど、大人な関係でしか居られないよ。」
「解ってます。それでもイイんです。♡」
「ホントに?」
「ハイ。」
「早く良い男を見付けなよ。」
「修二さん以上にですか?」
「俺は良い男じゃないよ、その逆。」
「いいえ、魅力的です。」
「こんなのが?」
「はい。♡」
「こんなイケない関係でも?」
「イケない関係になっても修二さんの事もっと知ってみたいです。♡」
「でも、俺は絶対に靡かないよ… 」
「解ってます。それでもイイんです。」
「何で?」
「… 」真由美ちゃんが何も答えずにゴソゴソと布団の中に潜り込んで行った。
竿に感じる纏わりつくような感触。鈴口をチロチロする刺激。
酔っているし、1度目は終わってるというのに、しな垂れた竿はまた青竹の如く蘇る。
そして俺も蜜の湧き出る泉へと向かう。一頻りお互いを味わったところで、また一つに重なり合う。
後ろから程よい女性の肉感を確かめたり、下からたわわに揺れる乳房に悪戯したり、絡めあった舌先を歯の裏側や歯と唇の間に這わせると、ギュっと竿が締め付けられ、腰は自然と速度が上がる…
「しゅ、修二さんイ、イっちゃいます♡」
「お、俺も… イクよ。」 と、今度は2人で共に快感の頂へ向かった。
ジャー… 朝、シャワーの音が響く。そしてドライヤーの音。真由美ちゃんが身支度を整えて出てきた。
「お待たせしました。」
「忘れ物は無い?」
「はい。」
「じゃぁ、出ようか。」
「あの、昨日のお代とかは?」
「あぁ、イイのイイの。」
「だって… 」
「俺がイイって時はイイから。必要な時はちゃんと言うよ。(笑)」
「イイんですか?」
「あぁ。」
「あ、ありがとうございます。ご馳走様でした。」
「何のなんの、こちらこそ御馳走さん。」
「何をですか?」
「えっ、真由美ちゃんをだよ。(笑)」
「もう。♡」
「2人で出て誰かに見られたらマズいから、支払いしてるウチに一人で帰るんだよ。イイね。」
「解りました。」
そしてフロントで支払いをしながら、帰って行く真由美ちゃんを背中で見送った。
俺はホテルを出て、先ずはコンビニで缶ビールを1本空ける。そして駅でタクシーを捕まえ帰宅した。
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