めくるめく官能世界に程遠く 女子高生と友達に
補習3回が終わり、女子高生から「日曜日に駅前のカフェで話を聞いて欲しい」とメー
ルがあり、会った。
好きな彼に振られた、男の子の気持ちがわからない、までは、この前、聞いていたから
予測はついたのだけれど・・・・
「あのう、お兄さんのお友達に加えてもらってもいいですか」
「えっ、今なんていったの?もしかして、僕の友達にとか」
「はい」
「今日暑いね、アイスクリーム食べます?」
(びっくりドンキホーテ・デラ・マンチャ、ロシナンテはどこじゃ)
「また、どうして僕なんかと」
「以前からバスで見かけて知ってて、なにか不思議な人だなあって思って」
「ふふ、どの辺が」
「背筋は真っ直ぐなのに、頭がグラングランして、窓にゴンゴンぶつけても眠ってるし」
「はは、あ、そう、そんな眠り方してた、知らなかった」
「うふ、肩紐ストラップが薄く見えて、ニューハーフの人かなと思ったり」
「あ、あれは、ちょっとした訳が・・・・」
「そうかと思うと、スリムなのに少林寺拳法の袋を持ってたり」
「道院に通ってましたからね」
「老人に必ず席譲りますよね」
「それ普通でしょ」
「この前のお話も、とても面白かったです」
「笑わそうとして話をしたわけではないんですけどね」
「ダメですか」
「いいですよ」
「やったあー、うふ」
(相手は未成年だぞ、あとでどうなっても知らないからな)
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