めくるめく官能世界に程遠く
余白欄外memo:達人
塩田剛三
大正4年9月9日 ー 平成6年7月17日(78歳没)、合気道家、養神館合気道宗家
身長154cm、体重46kgと非常に小柄な体格にして「不世出の達人」「生ける伝説」。
小児科医・塩田清一の次男。
旧制小学校時代から剣道・柔道を習い、旧制東京府立第六中学校(現・都立新宿高校)
の5年時には講道館柔道三段位を取得。
昭和7年、18歳の頃、塩田の父親から相談を受けた府立六中校長の誘いで、植芝盛平の
植芝道場を見学訪問、その時期の塩田は武道の腕前を上げ慢心を見せ始めており、
植芝と門下生の稽古も内心「インチキじゃないか」と思いながら眺めていたという。
そこへ植芝自ら塩田に「そこの方、やりませんか」と声をかけ、1対1の稽古をしないか
と誘ってきた。
塩田はその申し出を受けて事実上の立ち会いに臨み、植芝へいきなり前蹴りを放った。
すると、一瞬で壁まで投げ飛ばされ、驚嘆した塩田は即日入門を決意、植芝盛平の門
下生に。
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