帰りがけ、続けて質問した。「どうやって痴漢出来るか出来ないか見極めるの?」
誠、キョトンとしたかおで答えた。
「そんなの見てたら分かるじゃん。スマフォとかに熱中してるのはNG。だって注意力散漫じゃない。痴漢しても面白くない。」
「だったらどんな女性狙うんだい?」
一番聞きたかった事だった。誠、事も何言った。
「隙ある女性」って。
「だから、それが聞きたいの?隙ある女性ってどんなの?」
誠、蔓延の笑み浮かべ言った。
「悟さん可愛い。童貞の男みたい」
カチンとしたけど何も言い返せない。そんな俺の顔見ながら誠が続けた。
「明日、朝、暇?」
一もにもなく頷いた。「暇だよ」こちとらフリーの物書きだもの。
「じゃあ明日駅に9時集合」
家に帰る道すがら考えた。誠くらいのペニスと若さ。そしてあの爽やかな笑顔があれば無敵だろうなって。
朝8時50分に駅に行くと、誠はもういた。黙って周囲を観察してる。誰にも警戒されないように。
「おはよう」声かけても視線はそらさず「おはよう」とだけ答える。
「いた、今日はあれ」ロックオンした女性の後を追う。慌ててその後付いてく滑稽な俺。
電車を待つ列の後ろで誠はウキウキしてる。(堕とせるよ)耳元で囁く。
電車が入って来て後ろから凄い勢いで押される。いつの間にか誠の後ろのポジション。
電車が動き出すと、誠の前にいた女性、ハッとして目大きく開いた。
後ろからは何してるかわからない。ただ、だんだんと女性の顔から嫌悪の表情がなくなって来た。
見ると誠の右肩小刻みに動いてる。其のたび女性の身体揺れる。途端後ろ振り返った誠の唇が動く
(逝かせるよ)そんな動きに見えた。途端、目の前の女性ガクガク震えた。逝ったんだ。
電車が駅に着く直前誠が女性の耳元に唇寄せた。女性、首縦に振ってる。
降りる時、誠の腕、がっちり女性の腰ホールドしてる。そのままむかったのは身障者トイレ。
スッとドア開けると中に忍び込んだ。誰も気づかない位素早い行動だった。
隣の個室から聞こえる声で2回放出した後、隣の個室のドアが開いた。
フラフラする足取りで改札抜ける女性を、満足げに見る誠がいた。
俺に気づくと「今日は特別、普段はこんな直球しないんだけどね」照れたような顔する誠、凄いって思った。
「どうする?俺の部屋来る?」誠の声に痴ほうの様に首縦に振る俺がいた。
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