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投稿者: (無名)
湯船に顎まで浸かりながらの自己嫌悪は、まるで堂々巡りで始末が悪い。

会社では普段ならしないようなつまらないミスをして、余分な仕事を増やしてしまった。

原因はわかっている。
浮ついた気持ちから抜け出せない理由は、今朝のことがあったから……。

私はどうしてしまったのか、一体どうしてあんな真似をしてしまったのだろう。

まるで何かに取り憑かれたように、欲望を抑えられなくなるなんて自分が信じられない。

このままでは私は犯罪者になってしまう、そんな恐怖心が渦巻いた。

いいえ、もうそうなっているのかも知れない。
最後までしなかったとはいえ、実行してしまったのだから……。

被害者だった自分がいつしか加害者側に回っていたことに、愕然とする。

私利私欲を持ってしたのだから、言い訳のしようがない………。





翌朝、鏡の前で髪の毛にドライヤーをあてる綾香は、緩いウェーブをかけた。

どちらかといえば清楚に見られがちな綾香はぐっと色気が漂い、いつもより濃い口紅を引いた。

ほとんど身に着けることはない丈の短い膝上10センチ近いタイトスカート、それを履く。

何も考えず気分のままに選んだら、そうなっていた。

薄いグレーだからビシネススーツとして何ら問題はなく、綾香の見た目なら違和感なく似合う。

ストッキングは夏場にしか履かないセパレートを選び、長く伸びる脚をより美しくさせた。

特段に着る必要性はないのにもかかわらず今流行りの短いコートではなく、ロングコートの袖に腕を通した。

朝はまだ冷えるので春物のベージュのコートを着ても、違和感はない。
問題は気分で選んだことにある……。


気分………。

どんな気分かと問われたら、たぶん答えに屈することになる。

昨夜、あんなに自分を恥じたばかりなのに……。

綾香は整理が重い。
その時期が近づくと憂鬱で仕方がない。

救いは医者から処方された調整用のピルでしかなく、何とか乗り切っていた。

最近の不安定さはきっと整理が近いから……。
そう気付いてほっとしたけれど、性欲が増すことはどうにもならない。

以前はそこまでではなかったのだ。
元夫と暮らしていた頃、ちょうど溝が生まれはじめた時期に体の変化が出てきたと記憶している。

最後の何回かあったセックスが、これまでになく感じたのだ。

皮肉なことに体の疼きを収める相手として夫はもう、ふさわしい人ではなくなってしまった。

以来、綾香は誰とも交わってはいないのだ………。
これまでだって期間限定の出張で夫と1年離ればなれになった時期があったけれど、セックスは無ければないでそれは平気だった。

哺乳類として見れば遺伝子を残すタイムリミットが迫る事により、体が変化を見せたということなのかも知れない。


だからといって捌け口をあの少年に向けていいはずはない、それは理解しているのに………。




いつものようにターミナル駅に着いてから、急に車内が混み合いはじめた。

少年はすっかり綾香に懐いたように、今日も側にいる。
会話も交わしたことがないというのに………。

彼は昨日と同じように運転席側の隅に追いやられて、何かを期待するような、それでいて恐怖心を滲ませてビクビクする様子を見せている。

密度が増した人の群れに押され、綾香は彼とほとんど密着する。

よく見ないと分からないオープンファスナーを引き上げて、スカートの前を開く綾香。

僅かに震える手を伸ばし、その場所にそっと触れられて綾香は軽く内腿を閉じ、彼の手を挟む。

少年は、あっ……っとした表情を見せて、顔をあげた。

昨日よりも触り心地がよりリアルに感じたのだから、無理はないのかもしれない。

シームレスショーツ………。
一枚仕立ての薄手の生地で作られたショーツは、二重底になったクロッチが存在しないのだ。

淡い紫色のパステルカラーで、面積もそれほど広くはない。

デザイン性ある形は女性の目にはオシャレに映っても、男性は別の見かたをする人が多い。

前側の僅かな盛り上がりは密度の濃い陰毛の証であり、やんわりと黒い色が透けて見えている。

昨日と同じように溝に沿って上下に撫でられながら、目を閉じる………。

時折り電車の揺れが手伝ってめり込む指の腹が、敏感な所を押すように通り過ぎる。

覚醒をはじめた肉芽が膨らみ出し、痺れるような感覚を脳へと伝達する。

その度に内腿に力が入って、彼の手を挟んでしまう……。

水面に波紋が広がるかのように、綾香の快楽分質が大量に分泌されていく……。

ジュンッ………ショーツに何かが染み込み、性器に張り付いて形を露わにさせていく……。

拙い触り方だからこそ余計な刺激な刺激がなく、理想に近い快感が押し寄せてくる。

これ以上はダメ、自分を見失ってしまいそう……。
時間を考えたら、今しかない……。

綾香は100円ショップで購入した5センチ四方のジッパー付きの小袋を取り出し、口に咥える。

彼の履くシィーンズのチャックに手を掛ける綾香に、危機感を抱いた少年が抗いを見せた。

彼の手を躱して手早くボタンを外し、チャックを素早く下げる。

少し苦労してパンツから硬くなった男根の取り出しに やっと成功した。

立派な形をしているのに、亀頭の半分以上が包皮に覆われている。

よく考えたら小袋にベニスを被せたとして、射精に導けるのだろうか。

そんなことを考えながら包皮越しに手で上下に動かしてあげると、気持ちよさげに表情を歪ませる彼が可愛く見える。

ぴょこぴょことピンク色をした綺麗な亀頭が見え隠れして、意外にももう立派な成人サイズをしている。

そんな時、口に咥えた小袋を落としてしまう失態を犯す綾香……。

どうしよう、予備は持ってこなかった。
少し考えて、綾香は禁断の行為をする決断を下してしまった。

それしかないと、その時は思ったのだ。
主観だけど、彼は女性を知らないはず。

ならば病気の心配は、恐らくはない。
私はピルを服用しているから、妊娠の心配はしなくてもいい。

だとしたら消去法で、することはひとつ………。

素早く綾香は周囲に視線を走らせ、確認をする。
誰もこちらを気にする者は………いない。

綾香は彼の腰を抱き寄せて、ペニスを自らにあてがった。

危機感を感じた少年が半歩下がったが、隅にいるのだから退路はない。

もう一度彼を引き寄せ、ペニスを掴んで下に向ける。

苦痛に歪ませる表情を見せた彼のペニスの包皮を剥いて、綺麗な色の亀頭を露出させ自らにあてがった。

身を捩る彼だったけれど、密着されていては虚しい抵抗に過ぎない。

いい子だから、すぐに終わるはずだから、大人しくして………。

心の中で申しわけなく感じながら、それでも嫌がる彼の亀頭を押し付ける。

亀頭が半分ほど沈み込むと、後は呆気なく中に入ってきてくれた。

その瞬間に綾香は短い吐息が口から漏らし、彼は短く小さな………あっ………っという声を上げて、固く瞼を閉じていた。

お互いに立ったままの状態だから三分の一程しか入っていないけれど、確かに繋がった。

敏感に感じ過ぎて穏やかではいられない少年は、思わず綾香の腰を押しのけようとする。

綾香は綾香でその度に腰を前に突き出し、図らずもセックスが成立していた。

でも気持ちのいいところに、届かない……。
こうなると欲が出てしまって、利き脚とは逆側の左脚を彼の腰に絡ませる………。

すると陰茎の半分以上が中に収まり、腰を動かすと求めていた堪らない快感を感じて思わず瞼を閉じた……。

彼は堪らず腰を引き、綾香は彼の腰を引き寄せて自らも腰を使う。

見事な流線型をした亀頭、大きく反り上がっていた雁首に中を撫で上げられて……。

綾香は快感を求め、無意識に腰を動かしていく。
俗にいうGスポットに、繰り返し亀頭が当たっていく。

憂いのある優しい顔をした綾香の表情は恍惚として、美しい魔性の女と化していた。





少年は逃れるすべがなくて、あれほど憧れていたセックスが目の前に迫ると思わず怖気づいてしまった。

未知の領域だから、怖くなってしまったのだ。
自分の意思に反し、この綺麗な女の人の中に入れられてしまった。

伸びてしまうからいけないと分かってはいても、自慰をする時は敏感過ぎて直に亀頭を刺激することが出来ない。

だから仕方なく包皮越しに刺激していたのに、その包皮を剥かれて挿入させられたのだ。

この人の下半身の中は暖かく、ヌルヌルした柔らかい肉そのもの。

滑らかな中に無数のザラザラした感触が、耐え難い感覚を否が応でも覚えさせてくる。

叫びたい気持ちを必死に抑え、襲いかかる未知の快感に耐えていた。

逃げたい気持ちと求める気持ちが混じり合い、頭の中がカオス化とする……。

凌駕した快感は苦痛を伴って、受け入れ難いのに体が言うことを聞いてくれないのだ。

度を過ぎた快感は射精感を押し留め、快感なのか拷問なのかキャパシティがない自分には分からない。

どうしていいのか、分からない。
どうすればいいのか………。

顔を紅潮させて表情を歪ませた少年は、射精の数歩手前で立ち往生していた。

射精したくても耐性がない亀頭では刺激が強すぎて、快感を受け止めきれないのだった。

ただ苦痛の中に強烈な快感が常に見え隠れして、その魅力に抗らえないのだ。

この綺麗な女の人からはいい匂いがして、自分の下半身は拷問のような苦しみなのにこの人の顔は、堪らなくエロい表情を見せている。

そのギャップがなんとも言えなくて、この人は僕の男性器で気持ち良さを感じている……。
その事実が僕を、堪らなく興奮させる………。

でもこのままじゃ、狂いそうだ。
誰か、助けて……。





どうにか成立しているセックスは、申しわけ程度にしか動けない腰を綾香は、それでも止められないでいた。

当初の精液が欲しい、あの匂いを嗅ぎたいという目的はどこかに行ってしまった。


ああいい…………気持ちいい………。


自分が上り詰めるには程遠いけれど、やめられない………。


近づく降車駅に焦りを覚え、少年のベニスを締め上げる。

彼は真っ赤な顔をして許しを請う表情をしたけれど、止めはしない。

早く出して、早く………早く…………。

綾香の掴まれた腰に力が入り、悶絶する少年。
パンパンに張った亀頭がこれでもかと、気持ちのいい所を擦り上げていく……。

眉毛が下がり泣き顔のように顔を歪ませた綾香に、ある兆しが訪れる。

詰まらせた吐息を途切れ途切れに吐き出し、堪らない快感に我を失いつつあった。

その時、一際膨らんだようになった少年の亀頭から、何かが大量に吐き出される。

繰り返し脈動しながらも、少年は体を震わせながら何度も吐き出していく。

綾香は覚えのある感覚に脳が痺れるような快感が体を駆け巡り、二度三度と体を大きく震わせた。

腰が意思とは関係なくガクガクと震え、1分近く記憶が飛んだ。

電車が減速をはじめた。
我に返った綾香は彼に絡めた左脚を下ろし、まだ硬いままの男性器をそっと抜く。

脇にずらしたショーツを素早く戻し、漏れ出ようとする精液を止めた。

彼もまた男性器を仕舞い、身なりを整える。
精液の匂いが辺りに漂う前に、外に出たい。

ホームに着くまでが異様に長く感じられたけれど、数十秒が数分にも綾香は感じた。

ドアが開くと、人が一斉にホームへと降り立っていく。

綾香は外に出る前に、少年にキスをして振り返らずに電車を降りた。

人の群れに混じって階段に向かう最中、電車が走り去っていく。




少年は空いた車内を移動して、ドアの前にたった。

人の群れの中にあの人を見つけ、すぐに見えなくなった。

一生忘れられない体験をしたはずなのに、あれば現実だったのかと信じられない気持ちになっていた。

だけど疲労困憊の体が真実を告げ、まだ萎え切らない性器が物語っている。

今はただ、頭がぼ〜っとして何も考えられなかった………。




綾香は早足に改札を抜け、駅前のコンビニに駆け込んだ。

以前この店を利用した際に、借りたトイレに最新のウォシュレットだったことを覚えていたのだ。

トイレの個室に入り、ショーツをお尻の下まで下げた。

割れ目を指で開き、少しイキむと少年の白い精液が伸びながら垂れ落ちてくる。

それをショーツで受け止め、ビデ機能の洗浄をしてすっきりさせた。

予め用意していたショーツに履き替え、自分の脱いだショーツのそこに鼻を近づける。

青臭いような独特の精液の匂いが鼻を突き、まだ身体の芯に残る熱が再燃するのを感じた。

自分の性器から出したことを思えば抵抗がないとは言えないけれど、新鮮じゃなければ出来ない。

それは、味わうこと……。

こんなことは誰にも言えないし、見せられもしない。

舌に舐め取り、上顎に擦り付けてみる。
綾香が経験した中でも最も濃くて、粘り気も強かった。

後はサニタリーボックスにショーツを捨て、口の中にミントのタブレットを放り込んでトイレを後にした。

軽い買い物をして、コンビニを出る綾香。
その後姿を見つめる男がいることに、このときの綾香は気付いていなかった。



その男のスラックスの前は、膨らんでいた……。














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25/02/27 02:52 (e/pM92sc)
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