湖の畔にある遊歩道をひまりを真ん中にして3人でゆっくり歩いていく。
ひまりは渡辺と僕を交互に見上げ、
「お祭りなんて久しぶりだからなんかワクワクしちゃう。あっ!遠くから太鼓の音が聞こえてきた。」
と嬉しそうにはしゃいでいる。
さっきまで「イクッ!」と叫んでいたひまりとは別人のように幼く見える。
いや、これが10歳の少女の本当の姿なんだよな。
「暗くなったら打ち上げ花火も上がるからね。」
「わあっ!楽しみ!」
楽しそうに歩くひまり。
「おじさん…この道、私たち以外誰も歩いてないよね。なんか不思議。」
ひまりの言う通り、10分ほど歩いても誰ともすれ違わない。
「ここは別荘からの専用道だから私達以外めったに誰も通らないんだよ。」
「へえ〜。そうなんだ。」
暫く歩くと渡辺は思い立ったように立ち止まりると、ひまりと目線を合わせるようにしゃがむ。
渡辺が「ひまりちゃん…神社に着く前に少しドキドキしてみない?」と言うと、
「えっ!ドキドキ?」と不思議そうな顔をするひまり。
渡辺は「そう…ドキドキ。」と言ってひまりの帯を解き、あっという間に浴衣を脱がす。
渡辺はまずここで露出を経験させるのか…。
いきなり裸にされたひまりはびっくりして「きゃっ!だめっ…」と声を上げるとその場にしゃがみ込む。
「うぇ〜ん…恥ずかしいよ〜。」
渡辺は「誰も通らないから大丈夫だよ。ほら行くよ。」と言ってひまりの手を掴み引っ張る。
「あっ…だめっ…恥ずかしい。」
前かがみになりながら歩くひまりに、
「別荘のお庭でエッチしたぐらいだから、これくらい大丈夫でしょ?誰も見てないからほら、堂々と歩いてごらん。」
と言って立たせる。
「ひまり…行くよ。」と言って僕も
ひまりの反対の手を掴むが、
「ああん…恥ずかしいからいやっ!」
と駄々をこねるひまり。
「このまま裸で置いて行くよ。それでもいい?」
と言って僕と渡辺は同時にひまりから手を離し走り出す。
「えっ!待って!」
本当に置いていかれると思ってなかったひまりは慌てて、何振り構わず僕達を追いかけてくる。
僕と渡辺はひまりを100mぐらい引き離すと後ろを向いて、
「ひまりちゃん…ここまで頑張れ!」
と言って立ち止まりしゃがむと、10歳の少女が素っ裸で全力で走ってくる様子を楽しむ。
ひまりは「はぁ…はぁ…」言いながら僕達に追い付くと渡辺に抱きつき、
「うぇ〜ん…おじさん本当に置いてくんだもん。こわかったよ〜」
と泣き出してしまう。
裸で走る事より置いて行かれる方がよっぽどこわかったようだ。
渡辺はひまりを優しく抱き締め、
「ひまりちゃん…堂々と走れたね。やれば出来るじゃん。こわかったけど、ドキドキしたでしょ?」
と言って小さな唇にチュッとキスをする。
ひまりも夢中で渡辺にキスをし、
「んんっ…それどころじゃなかったんだもん。うぇ〜ん。」
と涙が止まらない。
渡辺は涙を拭い、「よしよし…頑張ったご褒美に夜店で欲しい物買ってあげるね。」
と言ってひまりに浴衣を着せ帯を締める。
「はぁ…はぁ…もうひまりの事、置いていっちゃだめだからね。」と言うひまりに渡辺は、
「おじさんの言う事ちゃんと聞ければ、置いて行かないよ。」
と返すとひまりは「コクン」と頷く。
渡辺は泣き止んだひまりの肩を抱きながら歩き出す。
なんだ?ひまりは僕より渡辺の方が良くなったのか…。と少し嫉妬してしまうが、よく考えるとその方が都合がいい。
それから15分程歩くと、夜店が並んだ通りに着く。
「わあっ!いろんなお店がある!」
と目を輝かせるひまりに、
「まずは神社にお参りしてからね。」
と言って境内に行き、3人並んでお参りする。
「ひまりちゃん…何をお願いした?」
と渡辺が聞くと「内緒だもん」と言って「おじさんは?」と逆に聞いてくる。
「おじさんはね…ひまりちゃんとお付き合いしたいってお願いしたんだよ」
と言うとひまりは目を丸くしびっくりした顔をする。渡辺はひまりの耳元で、
「エッチはしたけど、ちゃんとお付き合いしてないからね。ひまりちゃんの恋人になりたいって思ったから神様にお願いしてみた。」
と言うとひまりは顔を真っ赤にする。
「純也と友達の咲ちゃんは恋人同士だよね。ひまりちゃんさえ良ければ、おじさんの恋人になって欲しいな。歳が離れてるけど…。」
ひまりは僕をチラッと見る。
「僕に遠慮しないでひまりの思った事を正直に言えばいいよ。」
と言うとひまりは、
「渡辺のおじさん…私で良かったらお願いします。」
と恥ずかしそうに答える。
「ほんと?やった〜」と喜ぶ渡辺。
「あのね…ひまりがお願いしたのはおじさんがパパ代わりになってくれたらいいなって…。でもパパより恋人の方がなんかいい!」
あらあら…まだほんとの恋愛も知らない10歳の女の子が40歳のおじさんと付き合うとどうなるかわかってないね。
自惚れじゃないけど、僕には咲がいるし、ひまりがどう頑張っても僕とは付き合う事は出来ないと思ったからそう返事したかも…。
ひまりの心の中で咲の事が羨ましいという気持ちがあったんだろうな。
僕は咲をちゃんと最後まで面倒見るつもりだけど、渡辺はどうか…。
やつはどSだからな。
まあ、ひまりをそう仕向けたのは僕だからなんか罪悪感を感じてしまう。
「じゃあ…純也には悪いけど僕とひまりちゃんは今から恋人だからね。」
「わかったわかった…好きにして。」と言う僕に、
「パパはパパだから好きだよ。」
とひまりにフォローを入れられる。
「ひまり…ありがとうね。」
と言って頭を撫でるとニコッと笑う。
「さっ…ひまりちゃん、夜店回ろう」
「うん!お腹空いた!」
夜店を回り、フランクフルトを売ってる店の前を通りかかると渡辺が、
「フランクフルト買おう。あれ、おじさんのオチンチンとどっちが大きい?」
とひまりに耳打ちする。
ひまりは顔を真っ赤にし、「もう…おじさんのエッチ。」と言ってから恥ずかしそうに「……おじさん」と答える。
渡辺はフランクフルトを買って
「オチンチンしゃぶるように舐めてごらん。」
と言ってひまりに渡す。
「えっ?恥ずかしいよ〜」
「10歳の女の子だから出来るんだよ。私は何も知らないって無邪気に舐めていれば大丈夫だから。」
ひまりはコクンと頷くと、歩きながら小さな舌でフランクフルトの先っぽをちょろちょろと舐める。
ひまりとすれ違う人達が、フランクフルトをちょろちょろ舐めているひまりを見て一瞬目を丸くする。
幼い子が無邪気にフランクフルトを舐めている姿を見てみんな想像してしまうんだよな。これは面白い。
「大丈夫だろ?今度は頬張って口から出したり入れたりを繰り返してごらん。」
「えっ?…う、うん。」
ひまりも見られるのがだんだん楽しくなって来たのか、渡辺の言う通り口に入れたり出したりを繰り返す。
うわっ…これはエッチだよ。
案の定、すれ違う人達がひまりを二度見する様子がたまらなくおかしくて笑えてくる。
「最初は恥ずかしいって思ったけどもう大丈夫だろ?」
「うん。なんかすれ違う人を見てたら面白くなってきた。でもお腹空いた。おじさん…そろそろ食べていい?」
「えっ?オチンチンをか?」
「違う!!もう…エッチ!」
と言ってフランクフルトをがぶっと噛むひまり。いいコンビだよ。
「ひまりちゃん…そろそろ打ち上げ花火が上がる時間だから、よく見える場所に移動しようか。地元の人もあまり知らない秘密の場所なんだよ。」
と言って渡辺はひまりの手を引いて高台へと向かう。
そんな場所あったかな〜。なんて考えながら歩いていると少し開けた広場が現れる。
そこはお祭りの場所が見下ろせる絶好の場所。
19時30分になると「ドン!!」と音がし、打ち上げ花火が上がり始める。
「わあっ!凄い!」とはしゃぐひまりに渡辺は「よく見えるだろ?」と言って小さな肩を抱く。
「おじさん…ありがとう!」
渡辺と並ぶとひまりがいかに小さくて華奢なのかよくわかる。
身長差50センチはあるな〜。
ひまりは打ち上がる花火を夢中で見ている。
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