翌朝、希星(きらら)は本当に僕の家に来た。
僕も一応、食事や身支度を済ませて待っていたが、希星が来ても部屋から出られない。すると希星が、僕の部屋まで上がってきた。
「おはよ!さあ、いくよ?」
「うん」
返事はするものの、ベッドのうえに腰掛けたまま立ち上がれない。希星が僕の手首をつかんで引っ張るが、それでも立てない。
希星は困った顔をして
「悪い魔法使いに魔法かけられたみたいだね」と言った。それから、
「魔法を解くには、これかな?」
と言うと、なんと顔を近付けてキスしてきた。
僕は驚いて
「友達からって言わなかったか?」
「うん。だから友達キス」
「そんなの聞いたことないぞ?」
「さ、もう立てるでしょ?」
希星がもう一度手を引っ張る。でも立てない。
「よし、もう一回!」
と今度は両腕を僕の首に絡めて、長くて濃厚なキス。そのままベッドに押し倒されそうになったので
「わ、わかったよ!立つから!」
ようやく僕は立ち上がり、部屋から出た。
玄関でまた、足が止まりそうになったが、見送りに出てきた母の前でキスされたら堪らないので、逃げるように家から出てきた。
学校への道、希星はずっと手を握ったまま離さない。学校へ近付くと同じ学校の子も増えてきて、僕たちの方をチラチラ見てきた。
「手、離した方がいいんじゃねぇか?噂になるぞ?」
「別に平気だよ?ホントのことなんだから」
朝から、希星に押されっぱなしだった。
教室に入ると、同級生が拍手で迎えてくれた。希星は誇らしげに周りを見回しているが、僕は死ぬほど恥ずかしかった。
更に、授業が始まると希星が自分の机を僕の隣にくっつけて、サポートを始めた。
2カ月ほど登校していなかったので、教師の言うことを理解するのは大変だったが、僕が困惑していると、絶妙なタイミングで希星が補足説明を入れてくる。正直ありがたかった。
その一方で、クラスのみんなから僕たちがどう見られているか、気になって仕方なかった。
次の日も、その次の日も、希星は朝迎えに来た。
僕が「もう大丈夫だから来なくていいよ」と言うと、
「朝、優太君と登校するの、楽しくなってきちゃった」
などとかわいいことを言う。
希星のおかげで、登校再開後の勉強も、クラスのみんなとの関係もうまく行っている。
それでも僕は、希星のペースに乗せられっぱなしでいることが不満だった。
今さら希星との友達関係を解消する気にもなれなかったが(この誰もが認める美少女と、特別な関係と見られることは、男子としてはかなり心地よかった)、なんとか主導権を取り戻したかった。
そこで僕が思い付いた方法が…またセックスだった。
希星は、僕と恋人関係になりたがっている。『元から僕が好きだった。だから結ばれた』そう思い込むことで、復讐レイプで処女を失ったという事実を修正できると思っているからだ。それなら…
僕は母の寝室から、買い置きのコンドームを一箱持ち出した。
ある日、希星と並んで歩く帰り道。隠れ家の近くまで来た所で僕は、ポケットからその箱を取り出した。
「これ、見たことあるか?」
希星は立ち止まり、それを手に取って
「…保健体育の教科書に、載ってたやつ、だよね?」
「母さんの部屋にあったんだ」
勘のいい希星は、僕がそれを見せた意味を、すぐ理解した。
「私たち、友達だよね?」
「うん。でも、セックスフレンドって言葉があるらしい」
「そんなのイヤ!」
「じゃあ、やめとくか」
僕はあっさり引き下がり、歩き出した。すると希星が
「…2回目、したいの?」と聞いてきた。ここでちょっと、リップサービス。
「ここのところずっと、お前に優しくしてもらって、一緒にいる時間も増えて…そしたらお前のこと、すげぇかわいく見えてきて…」
「私、元々かわいいんだけど?」
「自分で言うなよ!」
これはお互いに照れ隠し。
「…かわいいと思う女子と、一緒にいたら、ヤリたくなる…よな?」
「分かった。いいよ」
そう言って希星は、先に立って歩き出した。
歩きながら希星は「2回目したら、私、優太君の彼女になれる?」と聞いた
僕は「かもな」とだけ答えた。
隠れ家に着くと、僕は布団を敷いた。
希星はその横に立ち
「男の子って、脱がすのが好きなんだっけ?」の聞いてきた。
「いや、俺は別に…」
「そう?じゃあ、自分で脱ぐ。」
ノースリーブのワンピースの裾を捲り上げて首から抜き、スポブラも、同じように身をかがめて首から抜いた。
『ああやって脱ぐのか…』
僕はその様子を感心して見守った。
夏の陽光の中で、色白の希星の裸はキラキラと、神々しいまでに美しかった。
ショーツの両横に手を掛けた所で希星が
「これは優太君にお願いしようかな」
と言ったので、僕はフラフラと希星の足元に膝をつき、ショーツを足首まで降ろした。目の前に、あの真っ白なワレメが現れる。僕はほぼ無意識に、ふたつの尻たぶをつかんで自分の方に引き寄せ、ワレメにむしゃぶりついた。
「あっ!た、立ったまま?ちょっと…むり…」
すぐに希星は布団の上に崩れ落ちた。それに乗じて僕は、大きく脚を開かせ、その股間に顔を埋めた。
「やだ…このポーズ、エロすぎない?」
「注文が多いぞ!」
「だって…あっ!んんっ…」
今日の希星は、僕の愛撫で感じていること、喜んでいることを隠そうとしない。
僕の方も、希星に対して恋愛感情は自覚していなかったが、舐めれば舐めるほど希星が喜んでくれるのが嬉しくて、顎がしびれるのも忘れて夢中で舐めた。
そして、間もなく希星は、2回目のエクスタシーを迎えた。
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