コンドーム1箱10個入を、2箱。
自転車でも駅前まで来るのは面倒だったので、どうせならもっと買っておこうか、俺は迷った。
だが、紗季との1回のセックスで1個使うとして、20回。
買いに行った日の翌日は、また紗季の部屋に行くつもりだったが、その後は週2回程度にしてやろうと考えていた。まだ中学生で、夜はあの部屋で宿題や翌日の準備とかをしなければならないのに、その後で毎日俺に犯されたのでは堪らないだろう。
となれば、20個で2ヶ月ちょっと。さすがにその頃にはリリースしてやらなければマズイことになりそうだ。結局俺は、2箱でやめておいた。
ところが、紗季の部屋に通うようになってから1ヶ月も経つと、紗季の様子が変わってきた。
その頃には紗季も、挿入でも感じられるようになり、チンポの先でGスポットを突いてやると、小さな喘ぎ声を漏らすようになった。毎回挿入前には、一度手マンかクンニでイカせてやっていた。
ある時俺が、急に辞めることになった仲間の送別会で、約束の日に行かなかったことがあった。当時俺たちはスマホのラインで連絡を取り合っていたが、俺が飲んで騒いでいると、紗季からラインがきた。
「今日は来ないの?」
「ああ、わりぃな、急に飲み会が入っちまって」
「それか終わったら来る?」
「酒くせぇ息で中学生の部屋には行けねぇよ。代わりに明日じゃどうだ?」
「いいよ」
やり取りが終わった画面を読み返し
『これじゃまるで、普通に付き合ってるみてぇだな』と俺は苦笑した。
紗季の方がそんな有様だったので、俺はやめるきっかけを掴めず、紗季が高校生になってもセフレのような関係がズルズルと続いた。
そんな関係に変化が訪れたのは、高1の夏休みが終わってすぐの頃のこと。社長宅の家からほぼ毎晩、俺たちの寮まで聞こえるような激しい怒声や物が壊れる音が聞こえてくるようになった。
噂では、夏休み明けから紗季が夜遊びをして門限を破ったり、無断で学校をサボったりするようになり、毎晩社長に怒鳴られているということらしかった。
『マジメでいい子だったアイツが、なんでだ?俺のせいか?』
だが、俺にレイプされたことで、マジメにやってるのがバカバカしくなったのだとしたら、非行は中学の時から始まっていたハズだ。
俺は紗季の部屋に行った時、理由を聞いてみることにした。
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