※※※キサラギの質問※※※
「優等生、は何となく分かりますが・・ガリ勉秀才というのは、どのような・・。」
「中高の頃いなかったかい?普段は勉強してる素振りは見せないけど、実は塾や家で死ぬ程勉強してるヤツ。」
「!」
実はキサラギ自身が正にそんなタイプだったのだが、素知らぬふりで続きを促す。
「Kは過去の経験から自分の身体に何が起こっているのか、薄々理解している。その上で彼女なりに自分の欲望をコントロールする事が出来ているんだろうな。ま、今のところは、ね。」
「そんな・・・。まだ13歳の・・。」
僅か13歳のカンナが自分自身の性欲や性衝動を理解してコントロールしている、キサラギには信じられない。
「そう。だからこそガリ勉秀才なのさ。試験範囲が狭ければ強いが、範囲から外れたり範囲が広いと弱い。」
「どんな・・勉強を・・。」
「秘密だよ。ちなみに『勉強』っていうのは比喩だから。」
そう言い捨てるとシモツキは喫煙室から出て行き、後に残されたのは煙草の煙とキサラギの疑問であった。
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