「大丈夫?立てる?」と聞いた。美冬は立とうとしたが上手く力が入らず「力が入らない」と言った。「相当驚いたんだね…初めて見たよ」と言う「だって…本当に怖かったから…」と言った。俺は懐中電灯を美冬に渡すと「失礼っ」と言い美冬をお姫様抱っこした。美冬は「えっ!?えっ!?」と言い戸惑った。「ほらっしかっり捕まって」と言うと「でも…そんな」と言った。「冷たい地面に座ってたら風邪ひいちゃうよ…テントまで運んであげる」と言い俺は歩き始めた。美冬は仕切りに「スミマセン…」と言った。戻りながら「ほらっ星綺麗だよ」と言うと「あっ!?ホントだぁ」と言った後美冬は黙った。テントに着き美冬を下ろすと「ゴメンナサイ…ありがとうございました」と言った。「狸がいるから食べ物テントに入れて寝な」と言う「はい…ありがとうございました」とまた言った。「夜、またトイレに行きたくなったら、寝ても遠慮しないで声掛けて」と言うと「はい分かりました…じゃぁおやすみなさい」と言った。俺も自分のテントに戻った。
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