京が勇の家に来てから数日後の朝食の時間、それは突然だった。
「ねぇ、また京ちゃんとお話し出来ないかなぁ。」
勇の母親が唐突に言い出した事に少し驚く。
「ど、どうして?。」
「あら、勇にとっても良い話しになると思うわよ。」
結局押し切られる形で勇は京に連絡し、
当の京は「へぇ、楽しみだね。」とあっさり承諾していた。
そうしてしばらく後、勇、京、勇の母親。
そして三人が囲っているテーブルに一つの写真という状態になっていた。
「この写真なんだけど、勇の叔父さん。
私の夫の弟さんが持っているコテージなんだけどね。」
「へぇ、そうなんですか。」
勇の母親が見せてくれている写真に興味津々な感じの京。
写真に映っているのは見た感じ、少し小さめのコテージだった。
「ところがだね、当の叔父さん仕事ばかりしていて、
自分では管理出来てなくて知り合いや親戚を中心に、
無料(ただ)使ってもらう代わりに、管理の手伝いをしてもらってるの。
でも今年の夏は誰も都合が付かなかったみたいでね。
私の所に連絡が来てね。それでね、良かったらだけど、
京ちゃんと勇の二人て行って来たらどうかなって思ったの。」
「良いのですか?。それにおば様は一緒に行かないんですか?。」
「あらあらおば様なんて。ごめんなさいね、
私もいろいろと忙しいのよ。
それに今の今までちゃんとしたデート出来てないんじゃない?。
だからこれは私からのプレゼントだと思ってもらえたら嬉しいな。」
「そう言う事でしたら喜んで、でも管理の方は?。」
「ああ、ああ、そんなの適当に軽く掃除位で良いわよ。
あまり固く考えないで頂戴な。」
そこで京と話し込んでいた勇の母親は勇の方に顔を向ける。
「勇もそれで良いわね?。」
「う、うん。」
勇の返事を聞くとまた京の方へ向いた。
「OK、それじゃあ京ちゃんお互い準備が必要でしょうから、
携帯、教えてくれないかな?。」
「良いですよ。」
そうして二人で少しの間何か話し込んでいた。
そして別れの時間、勇と勇の母親は玄関先で京を見送っていた。
「後でメールするけど、叔父さんのコテージ。
ここからちょっと遠いのよ。だからちゃんと準備をして頂戴ね。」
「はい、ありがとうございます。
じゃあバイバイ勇君、おば様。」
そうしてこの日は終わった。
ちなみに移動に掛かる費用は勇の母親が出すという事になった。
そして一週間後長かった夏休みも終わりが見えてきた頃だった。
「行ってきます。」
玄関先で母親に挨拶をする勇。
「行ってらっしゃい勇。一応信用しているけど、
京ちゃんにいやらしい事しちゃだめよ。」
思いっ切り心の中でギクッという言葉が響く。
どことなく顔を合わせずらい状態の別れとなった。
待ち合わせの場所は最寄りの駅。
移動手段の殆どを公共交通になっていた。
そしてやはりと言ったところか、一足早く京が来ていた。
白のワンピースに麦わら帽子、可愛らしい少女と言った雰囲気だった。
「お早う京さん、早かったね。」
「お早う勇君、勇君もちょっと早めで感心だね。」
お互いに少し笑い合う。
「さ、行こうよ勇君。」
「うん。」
やや時間ぎりぎりだった事もあって電車をさほど待つ事も無く乗り、
互いに向き合う席に座っていた。
「2泊3日、どうしようか京さん?。」
「せっかくだし、おば様の好意に甘えようよ勇君。
ただ、なにをするのかは内緒にしなきゃ、だけどね。」
そこでクスクスと笑って見せる京を可愛いと思う勇。
目的地のコテージは勇の母親の言った通り遠く。
朝9時に電車に乗って目的地に着いた頃には夕方近くになっていた。
しかも最後の最後でそれなりの距離を歩く事になり、
荷物の重さもあってコテージに着いた頃には二人共すっかり疲れていた。
中に入って適当に荷物を置き、中央にテーブルとイスが目に入ると、
二人はさっさとイスに座ってうつ伏せてしまった。
「疲れたね、勇君。」
「うん。」
「このまま寝ちゃおうか?。」
「多分それだと明日まで起きないよ。」
「あはははは、流石にそれはダメだね。」
数分の休憩後、二人は必要な荷物を広げ始めた。
写真で見た通り少し小さなコテージ、それでも最低限の設備がある。
二台式のベッドが一つに二人位は入れそうなお風呂。
但し、食料などは無く、荷物として持ってくる必要があった。
流石に疲れがあってか、食事中、食後ののんびりとしていた間だ、
殆ど会話は無く、気が付くとそれなりに良い時間になっていた。
「お風呂、先に入るね。」
少し前に京が準備をしておいたものだった。
「え~っ、一緒入ろうよ。」
二人位なら入れると確認しての勇の抗議だったが、
当の京は少し困った顔をしていた。
「だ~め、私ね、楽しみは後に取って置く主義なの。」
またしてもいたずらっ子の様な表情をする京。
勇は渋々従っていた。
それからしばらく後、二人共パジャマ姿でベッドの前で立っていた。
「またせたね、勇君。」
大して緊張は無いのか、笑顔でそう言う京。
対して勇は「う、うん。そうだね。」と緊張が言葉に出ていた。
すると京はパジャマを脱ぎ始め、慌てて勇も脱いだ。
二人共下着だけになる。
そこで勇は気が付いた。京の下着、ブラもパンツも白だった。
「京さん、それって・・・・。」
「うん、前に勇君こういうの好きって言ってたから・・・・。」
珍しく恥ずかしそうな表情をする京。
でも勇はそれが嬉しかった。
そしてすぐに京はブラを外していた。
「うわぁ、可愛い。」
思わず出た勇の言葉。前に下着姿を見せてくれた時に思った通り、
まだ幼く小さな膨らみのおっぱい。
「もう、あんまり見ないで。」
恥ずかしそうに言うものの、その胸を隠そうとしない京。
「ねぇ、最後は背中を向け合って脱ごうよ。」
顔が赤いままに言う京。それが可愛いく見え、
勇はなにも言う事無く従っていた。
自分の下着を下ろしていくなか、隣で聞こえる布が擦れる音に、
言い様の無い興奮を覚えていた勇。
「そろそろ良いかな、勇君?。」
「うん、良いよ、京さん。」
互いにそれを合図にし、再び向き合う。
「うわぁ、勇君のおちんちん、可愛い。」
さっきのおっぱいのお返しと言わんばかりの京の一言。
ただ勇も京の裸を見て疑問が出ていた。
「京さん、毛、無いんだね。」
京の体毛は一切無く、秘部を一本の縦割れがあるだけだった。
「うん、元々は生えてたけど、剃っちゃった。
でも勇君も毛、生えて無いよね。」
言われて突然恥ずかしくなり、自分の肉棒を隠す勇。
勇の方はまだ生えて来ていないだけだった。
その姿をクスクスと笑う京。
「さ、勇君、ベッドに寝ちゃって。」
僕が先に?と勇は思ったが、とりあえず従うと、
京は勇の上に乗っかって来た。
足を広げ、膝で立つ京。それでも彼女の秘割れは閉じたままだった。
「勇君もエッチな事、勉強したみたいだけど、それは私も同じだよ。」
最初、京が何を言っているのか理解出来なかったが、
京の顔が勇の肉棒の所に進み、口の中に入っていく様に勇は驚いた。
今まで感じた事の無い暖かさと同時に伝わって来る快感。
そしてくちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、と、
音出しながら京の口から肉棒がスライドする音がいやらしく聞こえた。
やがて京は口を離し、顔を上げ、目線を勇に合わせる。
「ねぇ、私のあそこ、触って。」
既に興奮して震える手を京の秘部に当てる。
人の肌に触れているだけのはずなのに、
信じらんない程魅力的な感触が伝わって来る様だった。
「う~ん、それだけじゃあ、だ~め。」
何か不満だったのか、勇の秘部に当てていた手を掴むと、
自分の秘部が擦れる様に勇の手を動かし始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
京の甘い吐息と共に、少しずつ京の秘部が濡れていくのを、
勇は感じていた。
そして「ふぅ、そろそろ良いかな。」と京は言うと、
勇の手を離し、自分の秘部を勇の肉棒の位置まで移動させた。
「いくよ、勇君。」
「京さんが、上のままなの?。」
「うん、初めてだしね。」
京の言葉に何か違う気がしてはいたがこの状態では従うしか無く、
京が勇の肉棒を手で掴み、自分の秘割れへと、
慎重に侵入させていくのを見守るしか無かった。
「うんぐっ!。」
突然表情が歪む京。それと同時に肉棒に締め付ける様な感覚。
まだ肉棒は少ししか挿入出来ていなかった。
「大丈夫、京さん?。」
「うん、ちょっと驚いちゃった。」
まだ表情に痛みを残している京、それでも腰を沈めて行き、
最後に何かかを突き破ったのを感じると、
京は完全に勇の上に覆い被さっていた。
「ごめん、ちょっとこのままにさせて。」
初めて聞いた京の余裕の無い言葉使い。
勇はそんな京とキスを試み、京は応じてくれた。
少しの間、舌と舌が絡み合うのを楽しんだ。
そして京から唇を離し、上体を上げた。
「さぁ、ここからが本番だよ。」
そう言う京の目にまだ涙が溜まっているのが分かったが、
勇はそれでも頷き、京に任せる事にした。
少しずつ腰を上下させる京。その表情にはまだ痛みが残っている。
だが次第に息遣いに甘いものが混ざり始め、
京の表情にも余裕が見え始めていた。
そうして初めて勇は互いに交わっている所を見る。
自分の肉棒が口を開けた秘割れに飲み込まれ、
上下に出入りしている様子はに勇は興奮していた。
「うふふふ、勇君のエッチ。」
そう言う京の表情に痛みは既に無く、気持ち良さから来る快感があった。
やがて勇は射精感に襲われ、京の中に白液が流れ出るのを感じた。
そして京は腰を上げ、肉棒を引き抜くと、
血液混じりの白液がぽたぽたと落ちて行くのが見えた。
そして京は勇の隣に倒れる様に寝た。
「本で読んで解ってたけど、想像以上に大変だったね。」
そう言う京の息が上がっているのが分かった。
そして勇が「うん、そうだね。」と答えると京は、
下にしていた布団を被り、目を閉じるとそのまま寝てしまった。
ここまで来るまでに溜まった疲れと初めてのセックス。
その二つの疲れから来るもので、
それは勇も同じで、つられる様に寝ていた・・・・。
(終)
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