母が「買い物行ってくるから」と言ったので「俺が行って来るよ…暇だし」と言うと「珍しいわね…じゃぁ…買って来る物書くからお願いね」と言って電話を切った。「ひな…買い物行くけど一緒に行くか?」「うん…行くっ」と即答した。着替えてから母屋に行き、メモとお金を貰い雨の中車で5分程度の所のスーパーに行った。ひなたは嬉しそうだった。ひなたが「何かこうしてると夫婦みたい」と言うので「夫婦って言うより、少し歳が離れた兄妹じゃね?」と言うと「え~っ!?そうかなぁ」と言ってふてくされた。メモに書かれた物を籠に入れていく。ひなたにアイスを買ってやるとすぐに機嫌が良くなった。買い物を終え家に帰るとひなたは母に「お兄ちゃんにアイス買って貰った」と嬉しそうに報告した。部屋に戻るとひなたが「お兄ちゃん」と呼んだので振り返るとひなたは飛びついてきて「アイスありがとう」と言いキスしてきた。ひなたの唇はほんのりバニラの味がした。夕飯を食べ部屋で、買い物の帰りに借りた映画を見た。それが終わる頃母から「お風呂空いたよ」と電話があった。
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