「今日人が多いね…」「人身事故があったみたいだからね…朝事故があると参るよ…」「私こんなの初めてだから」「そっか…じゃあ駅で遅延証明貰う事知らないか…」「遅延証明?」「うん…降りる時駅員さんに言って貰いな…それを会社や学校に提出すれば遅刻免除して貰えるよ」「解った…ありがとう」そんな会話をしながらノロノロと電車が進んだ。俺は密着し過ぎない様に右手で華との間に隙間を作っていた。華はC1にしては身長が高く160位あり、胸もC位あった。俺達は向き合ってドア付近に立っていた。俺はなんとか隙間を保っていたが、次の駅でその隙間は潰された。「華ちゃん鞄網棚に置くから貸して…」「ありがとう」なんとか鞄を置いた。人に圧され密着度が増した。華の手が俺の太もも辺りにあった。可愛い顔もすぐ目の前にあった。華は顔を赤くして俺の胸に埋める様に俯いていた。俺は華のいい匂いと柔らかさにドキドキしながら、平静を保とうとし時折「大丈夫?」とか「気持ち悪くない?」とか声を掛けた。華は頷くだけだった。
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