ストーカー騒ぎも終わった7月のある日「晃一さん…今日ある所行きたいんだけど…いい?」と愛が聞いてきた。「どこ行きたいの?」「…お父さんのお墓…今日命日なんだ…」「そうゆう事なら…」「ホント?ありがとうっ」と愛は嬉しそうな顔をした。スーパーに行って花と線香を買い、お寺の場所を聞いてカーナビに入力して向かった。「よく覚えてたね」「うん…お父さん大好きだったから」と愛は語った。お寺に着きお墓に向かった。「よく来るの?」「私だけね…」お墓を掃除してから花と線香を添えた。お祈りをして車に戻る。その時「愛…」と呼ぶ女性の声がした。そこには愛の母親が立っていた。「ママっ…」と愛は驚いて固まった。「愛…あなた生きてたの…」と近寄ろうとした。「来ないで!!」と愛は叫び俺の後ろに隠れた。「何しに来たのっ!?」「何って今日パパの命日だから…」「帰ってっ!ここに来ないでっ!パパの事すぐ忘れる様な人にここに来て欲しくない!帰ってっ!!」と愛は言った。愛の母親は娘の凄い剣幕に圧され帰って行った。
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