歩きながら上を見た。「やっぱり都会と違って星が近いなぁ」「ホントだね…」…暗い道を歩いて行くと、ガサガサと森の中で音がした。千佳は「キャッ」と声をあげ、俺の後ろに隠れた。「何?今の?」「狸か何かじゃね!?…とりあえずもう家近いから走るか?」「うん」俺達は家までダッシュした。「ただいま…ハァハァ」「どしたの?2人共…そんな息切らして」「そこで…何か…居たから…ダッシュ…」「ああなる程ね」と姉は言って笑った。「あんた達手繋いで…」と言われ慌てて離した。「これは置いていったら可哀想だし…襲われたら」と俺は弁解した。姉がどう思ったかは解らない。その日はそれで終わり眠った。長時間の移動と泳いだ事もありぐっすり寝た。…次の日少し早めに目が覚めた。今日も暑くなりそうだなと1人思った。下に行くと姉が朝食を作っていた。「おはよう」「あら早いわね…もうすぐ出来るから皆起こしてきて」と言われ俺は起こしに行った。先に義兄を起こした。そして千佳の部屋に行った。
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