3の続き
AVは色々見ている。木村の好きなAV女優もの、山崎の人妻不倫もの、奥山のロリ系。
とりあえず、AVでは胸を揉んでいるから次は胸だ。俺はそう決めてゆっくりと片手を美香の胸に持っていった。
Tシャツの上にそっと手を置き、俺はゆっくりと押し込んだ。
美香はくすぐられるとすぐに起きたので、あまり強くは揉めないと思ったが、軽く揉んだだけでも十分な弾力があった。
美香は小学生だが発育が早いのか、スポーツをやっているからなのか、小ぶりの胸は十分揉みごたえがあった。
生を触りたいが、生は美香が起きる可能性がある。1階には美香の母親に俺の母親もいる。ここで美香に声を出されればアウトだ。
興奮で理性を軽く失っていたが、一線を越えることを抑えながらも、胸で満足するとチキンレースのように次を求めた。
次は・・・下半身。でも下半身は、どうしよう。
下半身はAVでもモザイクがかかっているし、まさに禁断の領域だ。
直接手を入れて触れば、山崎より上に行ける。しかしパンツに手を入れるのはリスクが高すぎる。
ならば上からだ。俺はそっと美香の股間に手を置くと、ゆっくりと中指を伸ばし股間に滑りこませた。
そしてクリがあると思われる部分で指先を止めた、実際に本物を見ているわけではないので、あくまでも予想の位置だ。
そして素早く指先で2、3回擦ってみた。
「んんッ!!」
俺は反射的に手を離した。美香の小さな声が部屋に響いたのだ。
俺は、恐る恐る美香をみると美香は眠りの中だった。安心すると同時に美香の表情を見て驚いた。
美香は眠りながらも眉間に皺を寄せていた。この表情はAVで女が責められている時にする表情そのものだった。
俺の今の刺激で美香はこんな表情をした。俺が美香を感じさせたんだ。俺はしばし優越感に浸った。
俺に残された時間はあと3分くらいだ。後はどうする?
そして俺は今しかできないプレイを考えた。服は脱がせられないし、服の上からすることはした。
考えた俺は数日前に見たAVを思い出した。
そのAVはレイプもので、2人の男が同僚のOLを酔いつぶしお持ち帰りして脱がせて犯す、といものだった。
その中のワンシーンを思い出す。
床の上で酔いつぶれるOLのスカートの中に手を入れ激しく動かす男、
もう一人はOLの顔をまじまじと眺め「イヤらしい唇しやがって。この淫乱女が!」と言うと指を荒々しくOLの口に挿しこんだ。
口からはクチャクチャとイヤらしい音が流れ、OLは苦悶の表情を浮かべている。
俺はそのプレイがしたくなった。何しろ口の中は女性器と同じ感触、と聞いたことがある。
本物を触れないならせめて疑似でも。そして美香の口を征服したい気持ちもあった。キスとはまた違う欲求だ。
美香が起きないように、俺は人差し指をゆっくりと美香の口に持っていった。
数分前、俺と重なった唇。そこに指を這わせ、改めて柔らかいことを認識した。
そして指を侵入させるべく、美香の下唇を軽く指先で捲った。
捲れた唇は唾液で濡れており、その色っぽさと生々しさに思わずドキッとした。そして俺は、圧倒されつつも指先を進めた。
そして最大の難関、俺の舌の侵入を拒んだ歯だ。硬い歯の隙間を通ろうとするが、やはり開いてくれない。
ならばと、俺は指を軽くスライドさせ、美香の上の歯のほうに方向を変えた。
「やべぇ…」俺は思わず呟いてしまった。
指先にはねっとりとした美香の唾液が絡みつき、このヌルヌルする生々しい初めての感触に衝撃を受けた。
もちろん今までローションプレイなんてしたことがないから、こんなヌルヌル感は初めてだった。
「んー・・・」指を動かしていると、美香が声を出しながら顔を反らした。
さすがに気持ち悪かったのだろうか、美香は眠りながらも舌で上の歯を舐めている。
その光景に見とれたが、舐め終った美香の口をよく見ると、さっきよりも隙間があいている。
今ならばととっさに指を挿しこんだ。今度はすんなり入り、ねっとりとしていながらザラッとした感触が指先に伝わった。
これが美香の舌か。そう思っていると、美香が気持ち悪がっているのか舌を動かした。
それに合わせておれも指を動かすと、AVのようにクチュクチュという音が部屋に響いた。
1階からはおばさん達の賑やかな笑い声が聞こえる。そして可愛い美香の口に俺の指が入っている。
この常識ではありえない光景を目にして俺の興奮は一気に高まってしまった。
興奮を抑えられない俺は美香の口から指を抜くと、ふらふらと歩きだした。足がカクカクしてうまく歩けていない。
そうしていると徹が帰ってきた。
「おかし買ってきたよー」何も知らない無邪気な徹が俺に話しかける。
「・・・トイレ借りる。」俺はその一言を残しトイレに駆け込んだ。
俺の指先には透明な粘液がねっちょりとまとわりついていた。
「これが美香の唾液・・・」妖艶に光る粘液に俺は見とれた。
美香の口に舌は入れられなかったが、これでキスの味が分かる。
そう思った俺は、ひと思いに自らの口に美香の口から奪い取った唾液を入れた。
美香が寝る前に食べたチョコの味がした。そしてその中にどこか酸っぱい味もした。
そんな事を脳裏に浮かべている間に、俺の片腕は自分の股間をいじっていた。
そして一気に果ててしまった。
そして部屋に戻ったが、全てが上の空だった。眠る美香を見て、あの美香とキスをしたのか?と不思議な気分になった。
そして俺は、美香が目を覚ます前に家に帰り、しばし茫然としていた。
しかし一時間前を思い出すと興奮がまたぶり返し、立て続けに数発射精した。
初めての予想以上の衝撃にうまく興奮が処理できない。
そして俺は考える。俺は美香の知らないうちに唇を奪った。これから美香と会うようなことがあればどう接すればいいのだろう。
今日の一件で、俺の心の中には美香に対するよく分らない想いが芽生えた。
これは美香と付き合いたいという愛なのか。それとも単に美香の身体を欲する欲望なのか。
俺は、この小さな感情がどう成長するのか不安を抱えながら、あの光景を思い出し再び射精した。
― 完 ―
続編が遅れてすみません。
現実路線で書いてみました。
そのため、あまりエロくはなかったと思います。
もっとエロい事を望んでいたならすみません。
※元投稿はこちら >>