この時の私は、完全にスイッチが入っていたのだと思う。
初めて会った男をホテルに誘うなんて、我ながら大胆だったと、ホテルを出てひとりになってから感じた事だが。
最初の席に戻り、服をかき集め、彼をトイレの前のベンチで待たせ、私はトイレで身体を軽く拭いて服を着る。
トイレを出ると、彼の姿は無かった。
劇場内も探したが、どこにも姿は無かった。
フラれたショックに、自分が若い子を相手に出来る歳では無かったと思い知らされる。
気持ちが冷めてしまったので、今日は服も着たし、もう帰る事にした。
すれ違う男が、私とヤリたそうにお尻を撫でて来たが、ヤリ過ごして映画館を出た。
彼がいた。
映画館の外の道路わきに立っていた。
私が彼に近寄ると、
「あの、本当に僕と、、、」
彼は、私がホテルに誘った事に戸惑っていた。
「決まってるじゃない、君と二人きりでエッチがしたいのに、いないからフラれたと思ってショックだったのよ」
また逃げられる前に、彼の腕を回し、映画館の向いにあるホテルに入る。
「どの部屋がいい?」
「ど、どれでもいいです、お姉さんの好きな部屋で」
「あら、お姉さんだなんて嬉しい、私もうよそしく」
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