「・・・ね、本当に行くの?」
助手席の妻は、いつもの透けたワンピースの前をギュッと握りながら不安そうな顔で俺を見た。
怯えた声だが、その顔はもう赤く上気している。
「そうだよ、約束しただろ?今からあの店に入ってバイブと露出服を買ってくるんだ・・・ちゃんと試着させてもらって、似合ってるかどうか聞いてくるんだよ?」
「・・・誰かいたら、きっと見られちゃうわ・・・その人に痴漢されるかも・・・」
『誰か他に客がいて、その男がもしも触ってきたら、抵抗しちゃダメだよ・・・それと、試着室のカーテンは全部閉めない・・・そう約束したよね?」
「・・・・・いいの?」
うっとりとした顔で俺を見つめる妻を「行っておいで」と送り出した。
俺のせいで もう一つしかボタンの溜まっていないワンピースの前を押さえようとすらせず、妻は興奮しきった足取りでフラフラと店に向かって歩いていった。
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