どんな感じかな、痛みとか違和感はある……?
まだ抜糸をするまでは引き攣る痛みがあったりして自分にも言い訳ができたけれど、今はまったくといって違和感すらない。だからこそ自分の性器を見せることが恥ずかしくなり、見せること事態に違和感を覚える。
そうはいっても晒さないわけにはいかず、ナースが言うのだから従ったほうが無難なのだろう……。
事なかれ主義の性格がそうやって、羞恥心を無理やり捻じ伏せる。掛け布団を剥がされて下半身も剥き出しにされると、顔を背ける。
ごめんね、恥ずかしいよね………。
今日はちょっとチェックをしないといけないの、男の子だから我慢できるよね………?
んっ……チェックって?我慢……?
まるで幼児を扱うような口調で諭され、少しだけムカついた。もうとっくに20歳を過ぎたのだ。
そりゃあモテないし彼女もいない、だから包皮を治しに来たというのに、この扱いかよ……。
羞恥心に加えて子供扱いに気を悪くした彼といえば、不貞腐れぎみな表情を浮かべる。そういえばナースの手にするものがいつも違うと気づき、何やら温かそうなタオルを手にしている。
ちょっと綺麗にさせてね………
ナースはそういいながらペニスに被せ、柔らかく包み込む。まるでバスタブ中に浸かったような温もりを感じ、彼は思わず目を閉じた。あまり湯に浸かっていられない質だけどお世辞抜きに心地が良くて、一瞬恥ずかしさが消え失せる。
やがて言葉通りに綺麗にするためなのか、ナースの手が蠢き出した。陰茎の汗を拭き取るように上下に動き、陰嚢までも拭われてお尻の穴がむずむずする。そして亀頭が恭しく拭われていく。
まだか……まだするのかと、このままでは不味いことになりそうで気が焦る。何かが覚醒する予感に職場の嫌な上司を思い浮かべ、必死に気を逸らそうとしたけれど………無駄だった。むくむくと膨張した分身が勃起を果たし、ナースがタオルを掴み直す。
気にしなくていいの、男の子なんだから何も恥ずかしいことなんてないのよ……?
無表情をしているけれど、日常茶飯事できっと慣れているのだろう。そうはいってもきっと内心では辟易しているに違いない。そんな負い目を感じ申し訳なくて、いたたまれなくなる。相変わらず亀頭を優しく拭かれ、カリ首の回りを輪を作った指で弄られる。思わず声が出そうになり、顔を横に背ける。そんな彼の顔の前に、こちら側には体を寄せるナースのお尻があった。
歩美は体を屈めてペニスを凝視するふりをしながら、彼が見ているであろうことを意識する。彼はまんまと歩美の罠に嵌り、魅力的なお尻に吸い込まれるように見続けていた。お尻のほっぺを斜め上に走るショーツラインが卑猥で、ペニスの硬さを維持させる。それにしてもお尻のほっぺを真下に走る一本のラインは何だろう………?
歩美はタオルをもう1枚のものに取り替えて、もう一度ペニスに被せる。彼はチェックの事などもう頭から離れ、必死に堪えることに集中しているのだろう。鈴口から透明な粘液が溢れ出していることなど、自覚もないようにだった。彼は気づいてくれただろうか、女のアイテムを……。
お腹に貼り付きそうなほど勃起したペニスの根元を起こし、彼が呻き声を出す。
ごめんなさいね、きついかしら………?
ん〜どうしようかな、ちょっとやり辛いのよね…ちょっとお願いがあるの……
本当はいけないんだけど、身体の上に跨がらせてくれるかな……?
私いま腰がちょっとね……苦しいものを見せたくないし、だから悪いんだけど目を閉じていてね……?
こんなお願いをしてくるナースなんて、聞いたことがない。けれどこの人も人間で、嫌な仕事もこなしているのだから拒否をする理由もなかった。
院内履きのサンダルを脱いだ歩美が後ろ向きで彼を跨ぎ、ベッドの上に上がった。胸の上で腰を浮かせ、両胸の横に接触する太腿の温もりが生々しい……。
ペニスを起こされる痛みが根本に集中し、顔をしかめる。それにしても何のチェックなのだろう。亀頭をタオルで撫でられる快感が身体の中を駆け上がり、ぞわぞわしてくる。タオル生地の感触がなくなると直接素手で握られ、角度を変えているのが分かる。縫い目のチェックなのか何なのか、とにかくやはり何らかのチェックをしているようだ。
それにしても女の人の手はなんて柔らかいんだと変な気持ちにもなり、邪な気持ちが湧き上がる。
身を閉じてなんかいられるはずもなく、瞼を開いてしまった。目の前にナースのお尻が迫り、身を屈めているのが辛いのか、どんどん近づいてくる。そしてワンピースの裾が顔にかかると、ついに彼女の股が顔の真上にきていた。
嘘だろ……?
驚愕する彼の目がハーフバックの淡いグレーっぽいショーツを捉え、パンティストッキングを履いていないことにまた驚く。そしてお尻のほっぺを真下に走る一本のラインの正体を確認し、目を見開く。一部の若い女の子のファッションだったりコスプレで、身に着けるのは知っている。
映画の中や欧米の女性が日頃から身に着けていても何の不思議もないが、こんな身近な女性が普段から身に着けているなんて……興奮するなと言われてもそれは無理というものだ。
だっていま目にしているものは、ガーターベルトなのだから……。
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