それから電話が切れるまでの数分間は コージの言葉をほとんど理解できないまま過ぎていった。
ちゃんと聞いてはいるのだが、グチャグチャになってしまった頭が理解することができない。
ずっと聞いてたのか・・・
妻は・・・久美子はどんな気持ちで聞いていたんだ・・・
今日初めて会った男に抱かれた後、自分を抱いた男と旦那との会話・・・しかもベッドの上で、男の足の間で・・・そのチンポを舐めながら・・・
本当に追い詰められていたのだろうか・・・
飢えさせられていると感じてたのか・・・
俺の理不尽で卑猥な提案に 少し嫌な気持ちもありながら・・・恥ずかしがりながら応えたのだと思っていたが・・・本当は違ったのか?
本当は妻こそが・・・久美子こそが、どうしようもなく欲しくてたまらなかったのか・・・
俺のチンポを罵るコージの言葉を、いったいどんな気持ちで聞いていたのだろう・・・
まさか、妻も同じ事を・・・?
妻も俺のチンポを情けないと思っているのか・・・?
自分を追い詰め、変えてしまった存在だと思っているのだろうか・・・?
電話が切れてしまった後も そんな事を延々とリビングで考え続けていた。
時計の針はもう日付が変わり、土曜日の1時15分を指していた。
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