29.
博多に到着。地下鉄に乗り換えて中洲川端駅に向かう。
駅を出て中州方面へ…
「うわぁ、こんな繁華街の真ん中にホテルがあるんですね。何か高そう。」って言葉をヨソにそのホテルに入る。
「エッ!嘘。嘘ですよね。こんな高そうな所。」
「行くよ。」と、エレベーターに乗りフロントへ。案内された部屋は広めのツインルーム。
「ホラ。」と、カーテンを開けると中州から天神への景色が一望。
「雄さん。ホントにイイの?こんな部屋。」
「って、もう入ってるじゃん。(笑)」
「ありがとう!(嬉)」って、抱き着いてくる。
「どう。テンション上がった?」
「もう、爆上がりです。♡」
「良かった。(笑)」
「でも、どうしてこんな良い部屋… 」
「もう、十何年前かな。このホテルが出来て直ぐの時に泊まった事があってな。その時は早めに予約しといたら、後から予約予約で自動的にアップグレードされてシングルの値段でこの部屋だったんだよ。一人でツインってのも何だかなぁって感じだったんだけど、何か中州を独り占めって感じでテンション上がったんだよな。それをヨーコにも体験させてやりたいなって思ってね。(笑)」
「ホント贅沢~。ありがとう!(嬉)」
「さぁ!景色はまた見れるから、早速お楽しみに出掛けますか。(笑)」
「ハ~イ。」って事で、人目も気にせず恋人繋ぎで夜の街を歩いた。
「何か夜にこんな屋台が並んでて賑やかで楽しいですね。(笑)」
「ヨーコ。」
「ハイ。」
「二人きりで居る時は敬語なんて使わず何も気にせずにタメ口でも、ガチガチは恥ずかしいだろうけど少々の甘えん坊さんでも構わないからな。(笑)」
「エッ!イイんですか?」
「アァ。当たり前だろ。」
「じゃ、じゃぁ。雄ちゃん。」
「何?」
「私、こんな時間だけどラ… 」
「あっ!ラーメンは明日の昼に行こうかなって思ってるけど、大丈夫?」
「じゃ、辞めときま~す。」
「ゴメンな。どうせなら俺が博多でも美味いなって思う店に連れて行ってやりたいからさ。(笑)」
「そんなの聞いたら期待しちゃいますぅ。」
「あぁ、そうだ。同じラーメンでも焼きラーメンってのはまた別で人気だから、それを食ってみるか。」
「雄ちゃんにお任せ。♡」
先ずは焼きラーメンを味わってから、餃子や地鶏の炭火焼等々と色々味わいながら芋焼酎で脂を流し込み屋台を楽しんだ。
「雄ちゃん。私、こんなのだ~い好き。♡」
って、もう少し遊びたいが明日もあるので腕を組んで少し酔い覚ましに川べりを歩いてからホテルに戻る。
「楽しかった~!(嬉)」
「隣の兄ちゃんと盛り上がってたな。(笑)」
「あっ!あれはアニオタの話しです。お兄さんのスマホにキャラクターのシールが貼ってあって。私が反応しちゃったら、知ってるの?って。まぁ、マニアじゃ無いと出来ないような話しだったからつい盛り上がっちゃって。(照)」
良い体験が出来て良かったようだ。
さぁ、時間も25時。そろそろ汚れを落として入って寝ようって事で、二人でお風呂に入る。
「ホント楽ちかった~!」
「ヨーコが喜んでくれて何より。(笑)」
「雄たん。今日、いっちょに寝てくだちゃい。♡」
「せっかくデカいベッドが二つもあるのに?(笑)」
「だって、楽ちくって嬉ちくって、ギュ~ってちて寝たいんだもん。♡」
「じゃぁ、そうしますか。(笑)」
「ありがとね。雄たん。♡」風呂から上がり、疲れてるからエッチ無しでChu!Chu!しながら眠りについた。
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