繋がったまんまで、俺は体勢を変えた。
お島を俺の腹の上に乗せた。
お島は、俺の胸の上に乗せた顔を上げ、俺の顔を見る。 良かったとの顔つきだ。
お島は少しづつ、腰を震わせている。
「あっ」自分で自分を慰めている。
目が合い、お島はニヤッとする。
お島は俺の脇に手を置き、それに力を加え背伸びするようにして、俺の口に自分の口をくっつけてくる。
「あー 五郎蔵さんのは いいわー」
「それじゃあ 誰のが悪いんだぁ」
「ええっ」
「お島のもう一人の男だよ」
「いないわよ そんな男」
俺は下から、お島の身体をつっつく。
「あっあっ」
「どんな男だ 言ってみろ」
「あっあっ」
「さあ 言ってみろ」
「ああ いい いいーー」
「このいいのが 無くなっていいのか」
「いやー だめー」
「その男に 遣って貰え」とお島の腰を両手で掴み、お島の身体をはがそうとすると「わかった わかりました 五郎蔵さん」と自分から、身体を離し、俺の万年床に横座りする。 俺も起き上がり、
傍にあったふんどしで前を隠す。
「これは 私と五郎蔵さんとの 本当に
本当の秘密だよ」と言う。
俺は、お島の話しにびっくりした。
俺がいうお島のもう一人の男とは、此処の旦那だった。
「ええー」
以後は、お島の話し。
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