それからも、文字のないメッセージは毎週のように届いた。
平日の昼間に予告もなく、通知音だけで届けられる。
そしてそのどれもに、嬉しそうに微笑む由紀が写っていた。
いつもキリッとした、周囲に冷たい印象すら感じさせる美しい顔が、まるで子供のように微笑んでいる。
まるで「ちゃんとできたよ」と自慢するように微笑み、「もっと見て」と誘っているような熱い視線を俺に向けている。
大きく開いた口の中では、赤い舌に精液が絡みついている。
画像の背景はどれもブルーシートだった。
しかし枚数が増えていくと俺にさえ、それぞれの違いがわかるようになっていった。
送られてきた画像の中で一番多かったのは、年季の入った汚いシートのテントだった。
潰れかけた3段ボックスを3つ並べてテーブルにして、平たくした段ボールを重ねた上に布団を敷いている。
くすんだ色の汚れた毛布を何枚も重ねている。
並べた段ボールの箱をベッドにしている部屋もあった。
何枚も布団を重ねただけの寝床もあった。
大きな和室用のテーブルに布団をひき、むりやりベッドにしている部屋もあった。
ステンレスの足の白いダイニングテーブルに灰色の事務椅子。
テントには大きすぎるコーヒーテーブルにパイプ椅子。
・・・粗大ゴミで拾ってきたのだろう統一感のない ちぐはぐな組み合わせの家具たちが、それぞれの部屋が別物だと感じさせる。
そして別々の部屋が、別々の主の存在を感じさせる。
その部屋の全てで、由紀はカメラのレンズを見つめていた。
ブラウスははだけ、右の胸が見えていた。
乱暴に弄られ続けているせいで 出会った頃よりも確実に大きくなってきた乳首が、俺に犯される直前のように固く尖っている。
いつものように指で潰してやればそれだけでイキそうだ・・・
一気に何も考えられなくなり、イキ狂いながらチンポをねだり始めそうだ・・・
いや、もしかしたら、もう男達にも、、、、そうやって絶頂する下品な姿を見せたかもしれない。
興奮した目をトロッと蕩けさせ、悦びに満ちた視線でレンズの向こうの俺を見つめている。
少し汗ばんだ頬を赤く染めながら微笑んでいる。
女の体などもう何年も相手にできていないだろう男の、半分ほど黄色く変色した腐った精液を舌で転がしながら、幸せそうな笑みを浮かべて画像の中から俺を見ていた。
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