せっかく洗った彼女の髪が、僕のモノに触れていました。両手をそっとを延ばし、左右からその長い髪を掻きあげてあけます。
『汚れるよ?』と声を掛けてあげると、『これ~?』と僕のチンポを指差します。ほんやりとしていた加代子さんも、ようやく気がついたようです。
手首にはめてあったゴムを外し、鬱陶しい髪が後ろで束ねられます。おてごが現れ、これで少しは加代子さんらしくはなった感じがします。
彼女の手が、チンポを擦り始めました。視線を外すことはなく、ひとつひとつ丁寧に扱ってくれています。
彼女の手からは、『シコシコ…、』と音がなり、導かれるようにソレは硬くなっていくのです。堪らなくなった僕は立ち上がります。
勃起をしたチンポは、真っ直ぐに彼女の顔へと向けられました。一瞬ひるんだその顔を、僕は見逃しません。
濡れた加代子さんの髪に手を掛け、その頭を引き寄せます。慌てる彼女でしたが、もうその口を開くしかありませんでした。
押し込まれていく僕のチンポ。あまりに急だったため、彼女は口の中へと空気を入れ、膨らませて気道を守ろうとします。
その口が閉じた時、僕のモノはそのほとんどが飲み込まれていました。彼女はきっと慌てたと思います。
後ろへと下がらない頭は、僕の両手が掴んでしまっているのです。
僕は前屈みになり、加代子さんの頭を抱えます。『加代子~…、舐めて気持ちよくしてぇ~…、』と言い、その頭を離すことはありません。
口の中で、彼女の舌が奉仕を始めました。しかし、思っているよりもソレが深く入り込んでしまっているため、その呼吸に困ります。
吐き出したくても吐けないもどかしさ。今の彼女はツラいながらも、もう舌を動かし続けるしかないのです。
きっと僕が少しでもその腰を押し込めば、フェラチオをする加代子さんはむせてしまうに違いありません。
もちろんそんなことはしませんが、それでも困りながらもフェラを続けている女性を見るというのは愉しいものでした。
リビングへと戻った僕たち。いつものように僕はソファーへと腰掛け、キッチンで何かを始めた加代子さんの姿を見まています。
それは、もう何十回と見た光景で、この部屋に二人でいることが、とても自然に感じます。この部屋だけではありません。
この後に手を取って上がっていくであろう階段、薄暗い廊下、そしてその奥にある二人の寝室。ここはもう、僕の家にもなっていました。
そして、いつものように飲み物を入れてくれる彼女。その姿に、まだ見ぬ『妻』を見てしまうのでした。
『加代子~?一緒に暮らそうかぁ~?もう、いいんじゃない~?…、』
思わず出てしまった言葉。言ってしまった自分に、少し後悔をします。そんなことが出来ないことは、状況を見れば明らかなのです。
『嬉しいけど、それはちょっと無理じゃないかしらぁ~?…、』
それには、少し和らいだ言葉で返してくれた彼女。しかし、出来るはずがないことは彼女自身もよくわかっています。僕への優しさなのです。
『ただねぇ~?…。』
と、まだ何かを伝えて来ようとする彼女に、僕は耳を傾けました。
『出来るだけでいいから、一緒にいて欲しい…。そこに座って、私を呼んで欲しい…。ナオちゃんに返事をさせて欲しい…。』
それが今の彼女の細やかな願いだったようです…。
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