手ほどき… 18
あれから数日か経過した。
俺が帰ると プレハブの前には 既に綿貫のチャリンコが停まっている。
プレハブのドアをノックした。
オバサンの『どぅぞぉ』の声にドアを開けた。
「今度の日曜日にさ 日◎里まで生地 探しに行くの幸ちゃんと。ワンピースの…」
「健ちゃんも一緒にどぅお?」
俺の顔を見るなりオバサンがそぅ言った。
「私より先に教室出たのに どうしたの?」
「てっきり先に帰ってるんだと思ってた、何処か寄ってたの?」
俺の返事を待たずに綿貫が聞いてきた。
「マック。須藤達に呼ばれて…」
「あの いつも来る先輩とかと」
「なに健ちゃん、幸ちゃんが居るのに 他の女の子とデートして来たの?」
「何もデートって訳じゃ…」
「じゃぁ何ぁに?」
「綿貫と付き合ってんのか?って聞かれたから、『まあ、そんなとこ…』って答えて 帰って来た」
「それだけ?」
「それだけ?、って?」
「だってさ、呼びだされて『幸ちゃんと付き合ってんか?』って聞かれたんでしょ?、それって その中の誰かが健ちゃんのこと好きだって事でしょ?、誰なの?それって」
「俺には良く分かんないけど、ただ そぅ聞かれただけだから…」
俺とオバサンのやり取りを 顔を見比べる様に聞いている綿貫の手前 全てを正直に話す気には とてもなれなかった。
「山根くん?、『おモテ』になるって大変ね」
「幸ちゃん?、取られない様に しっかり捕まえとかないと、ね?」
そぅ オバサンが笑っていた。
「で?、どうする?日曜日、行く?」
「生地買って 何か美味しい物でも食べて…、ね?、どぅお?」
「まあ、特に予定とかも無いんで…」
「じぁ決まり」
「お邪魔かしら?幸ちゃん、何なら 生地選んだら オバサンは『ドロン』するけど」
「そんなぁ…」
綿貫は困り顔で答えていた。
君子 「それはそぅと その 須藤さんだっけ?、どんな子なの?」
綿貫 「ホントは二年生なんだけど 何だかダブったらしくて。それで結構 二年生の友達とかが遊びに来てて…」
君子 「そぅ『訳あり』なんだ。で?、可愛いの?その子。て言うかさ 誰に?、誰に告白されたの?健ちゃんは」
俺 「告白って そんな、ただ『付き合ってんのか?』って聞かれただけだって」
君子 「それは聞いたわよ。それだけって事はなかったんじゃないの?」
俺 「ホントにそれだけだってば」
綿貫 「ホントかなぁ」
「でも何て言うんだろ?、可愛いって言うか 何となく『大人びてる』って言うか…、その須藤さんて。『須藤』なんて呼び捨てにしてるのも山根くんだけだし」
俺 「俺だけって言ってもさ 確かに1つ年上だけど クラスメートだろ?、いつまでも『さん付け』のほうが白々しくねぇか?」
君子 「まぁどっちにしても『強敵』なんだ?幸ちゃんには。取られない様にしないとね」
「・・・・・・・・」
「あのさ・・・。余計なお世話かもしんないけどさ・・、『避妊』だけは ちゃんとしなさいよ貴方達、『気持ちいい』ってだけじゃダメなのよ。その辺は健ちゃんが ちゃんとしてあげないと・・」
「ちょっ君子さん!」
「オバサン何を急に…」
顔を真っ赤にした綿貫と狼狽えた俺、2人が同時だった。
君子 「だって そぅでしょ?」
「もう『スル事』しちゃってんでしょ?2人共、ちがうの?」
俺「・・・・」
綿貫 「・・…・・」
何も言い返せずに固まってしまった俺達に
「避妊って言っても色々あるから…、なんならオバサンが教えてあげようか?」
と、冗談っぽく言っていた。そして続けた
「色々あるって言ってもねぇ、外に出すとか 掛けちゃうとか 呑ませちゃうとか ホント色々あるけど、でもそれは 殆ど『プレイ』ね。やっぱり『コンドーム』、始めから付けとく!、それに越した事はないわね」
「でもアレよ健ちゃん、ただ『ゴミ箱にポイッ』なんてダメよ、すぐにバレちゃうから」
「幸ちゃんもね、お風呂入る時に『手洗い』して それから洗濯籠なり洗濯機に入れるなりしないと 下着は。結構ね『目ざとい』ものなのよ 母親って」
綿貫 「そ、それは、そぅなる前からずっと」
君子 「ほらッ、正直ね 幸ちゃん、ハハハ」
「解った?健ちゃん、ちゃんとしてあげるのよ幸ちゃんのこと」
俺 「はい、分かりましたッ!」
「でもオバサン、その…、『掛ける』とか『呑む』とか それって何なの?」
俺は既に両方とも オバサンとで 経験していた、が、知らんぷりして あえて聞いた。
君子 「あらゴメンあそばせ」
「少し『過激』だったかしら お2人には。学校やお母さんは教えてくんないでしょ そんな事。でもね『おはさん』て そぅいぅ生き物だからさ『明け透け』って言うかね、2人も あと20年もしたら そぅなるから きっと」
オバサンは そぅ笑っていた。
とにもかくにも 今度の日曜日 3人で出かける約束をして帰ってきた。
その俺を追いかけるよぅに オバサンさんが 窓を叩いた。
着替えよぅと Yシャツを脱ぎズボンを脱いだ俺はTシャツにパンツ そんな格好だった。
俺は窓際に立ち オバサンは外でしゃがむ、これがオバサンの方から訪ねてきた時の 暗黙の了解になっていた。
オバサンがパンツに手を掛けた時 家の電話がなった。
「ちょっと待ってて」そぅ言って子機で出ると 綿貫だった。
『…綿貫』と小声で言ってまた窓際に立った。
オバサンは黙ってパンツを下げて咥えた。
どぅやら綿貫は、須藤達の話しを ちゃんと教えて欲しい、それが目的だったらしい。
が、俺も さっきの事以上は話さなかった。
「そぅ言えば君子さん、『呑む』とか『掛ける』とか言ってたけど 山根くん知ってるの?、そぅいう事。そのぉ…してみたいの?」
何の前触れもなく綿貫が話しだした。
「何かの週刊誌で読んだ事はあるけどさ、してみたいとは思うよ、でも綿貫イヤだろ『呑む』のなんて」
「うううん、よく…」
綿貫が答えよぅとした時 オバサンが俺を見上げて揺すった。
なので綿貫が何と言ったかは解らなかったが 見上げたオバサンが小声で『…何だって』と聞いている。俺はスピーカーフォンにして
「何だって?、ゴメン、外 うるさくて」
と、聞きかえした。
「やぁよ、そんな何度も恥ずかしい」
「ゴメン、本当に聞こえなかったんだって」
「山根くんがその…、してみたいんなら…って、言ったの!」
綿貫の その言葉を聞いたオバサンの動きが 突然早く そして荒々しくなった。
『フンフン』と喘ぎ声も しきりに洩らしている、が、良く聞くと『フンフン』は喘ぎ声などではなく、『咥えたまま』荒々しく頭を揺すっては『何かを』言っていたのだった。
『気持ちいい?』とか
『負けないわよ』とか
『掛けて』『顔にかけて』とか
そしてオバサンは、乳首を捏ね 河豚利を揉み 尻の穴をつつき、これまで以上の吸引力で吸いたてて、持てる限りのテクニックを駆使して攻めてくる。
綿貫の一言がオバサンの嫉妬心を掻き立てた。
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