サトルは出張を終え、家へ向かっていた。
予定よりも仕事が早く終わり家路を急ぐ。
敢えて妻には連絡しなかった。
驚くアイナの顔が見たかった。
結婚して10年近くたつ。
二人の間に子供はできないが可愛い義理の息子がいる。
お互い年を取ったが変わらない美貌を保っている妻とは、いまだにラブラブだ。
きっと早く帰った俺に歓んで抱き付いてくるんだろうな、、、
ワクワクしながら、そっと玄関を開ける。
玄関に家庭教師の靴があった。
おかしいな、息子はまだ学校のはずだった。
何か息子のことで話をしているのだろうか?
しかしリビングには誰もいない。
イヤな予感がした。
まさか、、、
足音をころして寝室へと向かう。
ドクドクと心臓がなり、全身に汗が滲んでいた。
中に人の気配がする。
音をたてずに少しだけ寝室のドアを開いた。
「ああん、んっ、んんっ、、、ナオト、もっと強くぅ、、、」
女の声が耳に飛び込んでくる。
間違いなくアイナの声だ。
カーテンを締め切った部屋の中で、ベッドの上を照らす光が二人の男女の絡み合った裸体を浮かび上がらせていた。
男はやはり息子の家庭教師だった。
二人のセックスは佳境を迎えているようだった。
信じられない光景を目の当たりにして、サトルは立ち尽くしていた。
あの俺一途なアイナが、まさか、、、
まるで夢でも見ている気持ちになる。
声をあげることも体を動かすことも出来ない。
押し寄せる絶望感が体を凍りつかせていた。
サトルはただドアの隙間から、虚ろな表情で二人の情事を見続けることしか出来なかった。
「ナオトぉ、、、イイ!ああっ、今日は中でいいからね、、、あっ、あっ、イッパイ中にナオトのザーメン欲しい!」
二人はナマでつながっているようだ。
アイナのあからさまな要求に、若者の腰の動きが更に力強さを帯びたように見えた。
ただひたすらに歓喜の頂きを目指し、激しく交わり続ける二人には、その場を覗く闖入者になど全く気付きもしない。
汗を滴らせ、滑る肌を絡ませてクライマックスへとひた走る。
まるで長年連れ添う夫婦のように、二人のセックスは見事に合致しているように見えた。
それが二人の関係の長さを如実にあらわしていた。
「ウウッ、アイナ、、、俺のものだ、、、」
「そうよ、わたしはナオトのもの、、、ああっ、あん、あー、もっとぉ、、、ナオトのあの人よりデカいチ○ポで、えぐってぇ、、、」
言葉が胸に突き刺さる。
あのアイナが露骨で卑猥な言葉を平気で口にしている。
それだけこの若者に心を許している証拠だった。
そしてまるでデジャヴようにサトルを苦しめる。
アイナに限って絶対に無いと信じていたものが崩れさっていく。
「生セックス、そんなにいいのか?」
「イイッ、、、本当はナマでずっとシタかったの、、、先生の生チ○ポ好き!」
「旦那さんとそんなに違うか?」
「違う、、、ああっ、ずっと硬くて、、、すごく大きくて、熱くて太いよ、、、あの人より、、、あっあっ、アアッ、ずっと強いの、、、」
「どっちが好きだ?」
「ナオトよ!チ○ポも、セックスも、、、全部、ナオトの方が好き!」
「うっ、ウウッ、うおっ、中で出すからな、、、」
「イッパイ出して、、、オマ○コの中にぶちまけて!」
俺の前では口にしたことも無い言葉だった。
俺の知らないアイナがそこにいた。
男が大きく腰を叩きつけていた。
我が物顔で、長年愛を積み重ねてきた妻の躰を蹂躙していた。
それをアイナは嬉々として受け入れていた。
夫に対する気兼ねなど全くなく。
そうそれはまるで、種付けだった。
二人は妊娠など、まるで恐れていない。
いや、望んでいるようにすら見える。
「いくぞ、アイナ!出る!」
「好きよ、ナオト!あの人より愛してる!」
アイナが下から男にしがみつき、両脚を腰に絡みつけロックしていた。
受精の態勢だった。
男がケモノのように吠えた。
まるで女を征服したように、、、
若者がアイナの中に注ぎ込んでいるのがわかる。
「ザーメン、熱い!イグウ!」
アイナの躰がしなる。
すべてを搾り取るようにアイナの尻がくねり押し付けていく。
それに応えるように男が尻を引き絞り、更に奥へと注ぎ込む。
若者がまるで勝ち誇ったようにアイナの瞳を見つめていた。
幸福感に満ちた表情を浮かべていた妻が再度、絶頂の階段を駆けのぼる。
「アアッ、チ○ポ、ドクンドクンしてる!イクッ!またイッヂャウ!!」
何度も男の頬に口づけをするアイナ。
「ああっ、、、ナオトの赤ちゃん、欲しい、、、」
アイナが他の男に愛の言葉を囁いていた。
つづく
※元投稿はこちら >>