一週間が過ぎた。
約束通りサトシからの連絡も無く、アズサは平穏な日常を取り戻しつつあった。
あの日のことは一度限りの夢。
サトシのことは忘れて、これからは夫だけを愛していく。
もう二度と夫を裏切ったりしない。
夫は毎日のように自分を求めてくれるし、すごく愛情を感じる。
そろそろ子供だって欲しい。
そして温かい家庭を築いていきたい。
そう思っていた。
数日後、サトシから連絡があった。
もう連絡はしないハズでしょうと言うアズサに、声だけでも、どうしても聴きたかったとサトシは訴えた。
話しをしているうちに、誘われていた。
アズサは断った。
でもサトシは逢うだけで何もしない、アズサの顔が見たいと食い下がった。
アズサは情にほだされ、逢ってしまった。
逢ってしまえば、一度禁断の果実を味わい合った二人が何事も無く済むハズがない。
アズサはサトシの腕の中で、再び禁断の果実をたっぷりと味わっていた。
それからも二人の関係は続いた。
夫に女子会と偽ってまで密会を重ねた。
夫では味わうことの出来ない、逞しく、信じられないほどタフなサトシのセックスに溺れていった。
夫を愛しているのに、アズサの躰はもうサトシから離れることが出来なくなっていた。
夫にいくら抱かれても、いくらイカされても躰の奥にくすぶるものが残るようになっていた。
それを癒やすことが出来るのはサトシとの激しい、ケダモノのように貪りあうセックスだけだった。
もう後戻りが出来ないほどアズサは、サトシとの情事にのめり込んでいった。
そしてアズサは夫が出張で留守にした日、サトシを家に招き入れていた。
夫は明日の夕方まで帰ってこない。
ひと目を気にすること無く、明日までサトシとたっぷりと楽しむことが出来る。
アズサは朝から、いや昨夜からワクワクしていた。
思い切りサトシに愛されたい。
アズサは夫のいない夫婦の城で、サトシにたっぷりと、まるで恋人同士のように甘えていった。
なんのためらいも無く、夫婦の寝室へ、夫婦のベッドへサトシを招き入れた。
ためらいどころか、かえって激しい興奮を覚えながら、、、
つづく
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