だが、そんな気持ちをコントロールして彼女を固定しているガムテープを外していった。全てを外して床に落ちていた早織の制服や下着を手に取り早織に渡そうとしたとき、早織は全裸のまま私にしがみついてきた。
「高木さんが来なかったら…私…どうなっていたのか…」
「何もされていないか?」
「うん…突然…部屋に知らない男の人が入ってきて…私が驚いている隙に…手で口を押さえられて…あっという間に床に倒されたの…私は恐怖で声が出なくなり…パニックになっていたところに…ナイフを見せられて…それでその人が言うことに従ったの…アイマスクをかけられて…服を脱げと命じられて…下着姿になったら…「それも脱げ」と言われて…全裸になったところで…ガムテープで手足を縛られて…」
「怪我はないんだね?」
「床に倒された時に…膝を打ったぐらいで…あとは何もされなかったの…でも、私がこんなことされてからすぐに高木さんがきてくれたから…」
早織は身体を震わせながら私に伝えてきた。
「警察に行こう」
早織にそう言うと「それだけは絶対嫌。だってこんなこと恥ずかしくて言えない。そんなこと言ったら私この会社にいられなくなる。」と涙を目に浮かべながら必死に訴えかけてきた。
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