目を覚ますと夜中の3時を回っていた。だが、妻の気配はどこにも感じられなかった。私は再び横になって次の日の仕事に備えて眠ることにした。
「あなたが悪いんだからね。私、あなたの家政婦なんじゃないの。一人の女なんだから、ちゃんと私に向き合って欲しかった。でも、あきらが私のことを大切にしてくれているから。それに、私が知らなかった快楽の世界を教えてくれたし。あなたでは感じることが出来なかった快楽の世界があるの。だから、もうあなたのことなんて必要ないの。さようなら。」
「ちょ…ちょっと待てよ…」
私は手を前に出したような格好をして目が覚めた。
「あぁ…夢かぁ…」
それはあまりにもリアル過ぎる生々しい夢だった。1階のリビングに向かうと昨日の晩の酒を飲み散らかした後がそのまま残っていた。私はそれを片付けて仕事に行く準備をした。その時、私のスマホの呼び出し音が鳴った。
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