何度も彼女と目があってはお互い微笑み合い、軽くキスを交わした。それはもう何回目のことだろうか?キスをすることは二人にとって当たり前の行動になっていた。もはや彼女の存在なくして生活をしていくことなど考えられなくなるほど、彼女の存在が私の心の中で大きなものになっていました。
「何があっても私のこと捨てたりしない?」
「ああ、もちろんだとも。ゆきの存在は私になくてはならない守るべき大切な女性なんだから。それに私はゆきのことを心底愛しているのだから。」
「奥さんよりも?」
「ああ、間違いない。比べる方がおかしいよ。私がこの世で愛しているのは、ゆきただ一人なんだから。」
「嬉しい。絶対の絶対だよ。」
「もちろんだとも。」
時計が朝の6時を示していた。そろそろ通勤に向かう人たちが行動を起こす頃である。近所の人に見られないようにしなければならなかった私たちは、ホテルを出ると二人の自宅からは少し離れたコンビニで車を停めて別れた。今日の別れは清々しい気分だった。何時間歩いて家に帰ろうとも苦にならないほど気分は晴れていた。
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