息子、中学3年生。変わらず後藤君が家庭教師として教えに来ていた。
息子の成績も落ちる事は無く、常に5位以内という結果に妻も私も喜び継続して後藤君に来てもらっていた。
相変わらず息子とは勉強以外はゲームで盛り上がり、変わった事と言えば後藤君のオタク感が増した事だった。(見た目)
私も妻も後藤君にもうちょっと身だしなみとか整えたら?
などとまるで親のような会話をしていたのを覚えている。
受験も終わり息子が希望する高校にも無事合格し後藤君を招いての祝賀会もやった。
高校に入学しても息子と後藤君の仲の良さは変わらなかった。
大学院に進み大学に留まった後藤君と息子。
家庭教師としての役目は中学で終わったが遊び仲間としての交流は続いていた。
息子が高校3年生になっても変わらず続く関係。上の子は姉の為、後藤君の事を兄のように慕っていた。
そんなある日。
近所を歩いていると話し好きのオバちゃんが私に声を掛けて来た。
オバちゃん「橋下さんとこ、なんだか若い男の人頻繁に出入りしてるよね?」
すぐ後藤君の事だと思い。
おれ「あぁ、下の子が中学の時に家庭教師でお世話になった人なんですよ。息子と気が合う見たいで今でも遊んでもらってます」
オバちゃん「あらぁ、そうなんだ。てっきり…ねぇ…笑」
妻の浮気を疑うような話し方。
このオバちゃんはホント噂好きでいつでも町内のスクープを探しているような人だった。
ーイヤイヤ、仮にそう思ってもそれを俺に言うか??ー
などと心の中で嫌悪感を抱きながら話しをしその場を離れた。
実際。そう思われてもおかしくないぐらいの頻度(週1は必ず)で後藤君は家に来て息子と遊んでいた。
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