まるさん、コメント有難うございます。
続きです。
散歩から宿に帰り、先ずは風呂にと妻と浴場に向かった。
「たまには一緒に入ろう。家族風呂はどうだ?」
「私は大浴場がいいわ!せっかくだから広いお風呂に入りたいの!」
妻はそう言い女湯の暖簾をくぐった。
『相変わらずつまらない女だ!いっその事Sさんに最後まで…!』
久しぶりの妻との風呂を期待した私だったが、妻のマイペースぶりにそんなどす黒い感情が沸き上がった。
「せっかくの夫婦での温泉旅行なのに、どうされたのですか?」
脱衣所で浴衣を脱いでいると、後ろから男性に声をかけられた。
「あっ…。Sさん…。」
驚いて振り向くと、そこに浴衣姿のSさんの姿があった。
「お恥ずかし話で、妻は一人で大浴場に入りましたよ。」
「なかなか手強そうですね。確実に計画に持ち込める様にこれを使いましょうか?」
「これは?」
「まあ媚薬みたいな物ですよ。ちょっと身体がほ照る程度です。これを奥様の飲み物に2滴…。」
「それは…。妻を騙す事に…。」
「川口さん、既に奥様を騙してるじゃないですか!どうせ騙すなら確実な手段が必要ですよ。媚薬の量は多ければ多いほど効果があります。それと男性用のサプリです。媚薬を使えば川口さんも奥様と頑張れますよ。使う使わないは川口さんにお任せします。」
「分かりました。考えてみます。」
Sさんは透明な液体の入った小さな瓶と赤い錠剤を私にくれた。
「じゃあゆっくり風呂に浸かりながら作戦会議しますか!」
「Sさん…。そ…それは…。」
Sさんが浴衣を脱ぎ全裸になると見事に鍛えられた筋肉質な身体と、その股間にダラリとぶら下がるでかい竿に目がいった。
Sさんの垂れ下がる竿は私の勃起時よりも長く太く、ズル剥けの先もエラが張り、勃起したらどうなるんだと恐ろしく思った。
「混浴露天風呂には23時に入って下さい。媚薬は30くらい前に。川口さんは露天風呂に入る時にサプリを。露天風呂では川口さんは私をサポートして下さい。」
「分かりました。妻が嫌がったらすぐに中止と言う事でお願いします。」
「はい。もしもですが、奥様が嫌がらなかったら川口さんは場を外して貰えますか?」
「可能性は無いと思いますが、その時はSさんにお任せしますよ。」
「堅物な奥様ですからね!まあ、もしもの時に備えて!川口さんはのぞき見して、何も知らないふりをして下さい。その後も奥様の行動には干渉しないで下さい。ちなみに私の部屋は3階の葵の間です。」
「分かりました。」
妻の行動に少し苛立っていた私はSさんの先走ったプランに同意して大浴場を出た。
食事も終わり部屋でゆっくりしていると、妻は日本酒を飲みながらスマホのゲームを始めた。
「寝る前にまた風呂でも行こうか?」
「私はいいわ!行きたかったら一人でどうぞ!もう少ししたら寝るから!」
Sさんとの約束の時間の30分前に妻の様子を伺うと風呂はあっさり断られ、夜の楽しみも拒否され、最後の手段として媚薬を使う事を決めた。
「何だか熱いわね…!フゥッー!」
妻がトイレに行った隙に日本酒の中に媚薬を垂らして10分くらいで妻の様子が変わってきた。
「凄い汗だね。大丈夫か?」
「フゥー!飲み過ぎたかしら…!」
媚薬は2滴と言われていたが、私は妻の言動に苛立ち、腹いせに小瓶が空になるほど酒に媚薬を入れていた。
「そんなに汗かいて…。風呂で汗を流した方がいいよ。」
「フゥッー!仕方ないわね…。家族風呂は嫌だからね!」
何とか妻を風呂に誘い出す事が出来、計画通りに風呂場に向かった。
「大浴場はもう使えないみたいだ。奥に露天風呂があるみたいだから、そこに行こう。」
「もう!仕方ないわね!フゥッー!」
大浴場の入り口には『23時以降は露天風呂をご利用下さい』と看板があり、それを見た妻はあきらめて奥の露天風呂の脱衣所に入った。
「あ…貴方…。何…ここって混浴じゃあないの!貴方…知ってたの?」
「知らないよ。俺も驚いてる。まあこんな時間出し誰も来ないよ。大丈夫大丈夫!」
別々の入り口から風呂場に入り、俺の姿を見た妻は不機嫌そうにそう言い、俺を睨みつけて湯舟に浸かった。
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