『葉にも虫とかは付いていないようね…』立ち上がり前屈になりながら葉の一枚一枚に虫が付いていないか調べているようだ。害虫で台無しにされたら元も子もない、当然である。その全ての動作が僕にとっては格好のシャッターチャンスであった。前屈になってはシャッターを切り、立ち上がってはまた写真に納めた。カメラの液晶画面に映る豊満な美尻を感嘆な思いで見つめていた。(これも、おばさんの…いや、熟した女性の魅力なのか?若い女子には感じたことがないな…学年で成績がトップの紀代子や、学校一の美少女と言われる麻衣にすらこんな感情が生まれたことはない…)勝手に思い浮かぶ同級生達との比較をしていた。それに増しても、彼女のスボンに興味をそそられた。スパッツと言うか、レギンスと言うか…その存在は知っていた。だが、その違いが理解出来なかった。形が違うのか…用途が違うのか…それとも同じもので名称だけが違うのか…目の前の婦人の履いているズボンはどちらなのか?兎に角、目の前の婦人の尻を覆い隠す薄地のタイツのようなものに目が行っていた。丸みを帯びた円熟したその尻の形をはっきりと演出していた。若い女子にはないような怪しげなまでの部位である。『いつも、草とかは取っているんですか?』プランターを挟むように彼女の前に立った。『そうね、やっぱり草が生えているとみっともないから…例えばこんな小さな草でも始末しているわ』プランターの中にある小さな雑草と言うのか、雑草の芽のようなものである。自分からしたら大した物とは思えない。彼女はしゃがみ込むとそれらしき芽を取り除いた。彼女のしゃがみ込みながら、両膝を少しづつ動かしながら辺りを隈なく探している。僕は向日葵の根元にカメラを向けた。『根元の写真撮って良いですか?』『ええ、良いわよ。随分と熱心ね(笑)』そう言うと彼女は笑っていた。『そうでさか(笑)?色々と撮ってみようかと…』『涼介君はカメラとかも好きなの?』『そうですね…たまに家族と出掛けたりした時ですけど…』そう言いながら向日葵の根元にカメラを向けた。『綺麗に撮ってね(笑)』そう言って彼女は根元の草を探している。『勿論ですよ。』カメラの向けられる位置が微妙に動く…液晶画面には草取りに夢中になる彼女の下半身が映っていた。両膝が開くとその中心部が映る…それに合わせてシャッターを切る。彼女の動き一つ一つにシャッターチャンスがあった。
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